江戸時代中後期の約60年間という短い期間に、「三熊派(みくまは)」という画派が京都を中心に活動しました。三熊思孝(みくましこう)・三熊露香(みくまろこう)・広瀬花隠(ひろせかいん)・織田瑟々(おだしつしつ)という4人からなる三熊派は、桜のみを描くことを流儀とし、絵の道に邁進していきました。
三熊派の始祖である思孝は、春になると桜を観察するために全国各地へ出かけ、その成果を活かして桜を描いたと言われています。そうした思孝の姿勢は他の3人にも引き継がれ、細部まで丹念に描き込まれた桜画を遺しています。このように、持てる力の限りを尽くして桜を描いた三熊派の根本には、日本で古くから愛されてきた桜の美しさを、絵画という形で表現したいという思いがありました。
本展示では、三熊派の4人が見出し絵に込めた桜の美しさについて、笹部さくらコレクションに収められた三熊派の掛軸からご紹介します。
開催日 | 2023年3月18日(土)~2023年5月28日(日) |
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開催場所 | 酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館) |
開催時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
定休日 | 火曜日 |
アクセス | 阪神西宮駅より札場筋を南へ徒歩15分。または阪神西宮駅、JR西宮駅より阪神バス「マリナパーク」行き乗車、「交通公園前」下車南西へ1分。 |
料金 | 一般 500円、中・小学生 250円 |
問い合わせ先 | 酒ミュージアム (公益財団法人 白鹿記念酒造博物館) |
TEL | 0798-33-0008 |
H.P | https://sake-museum.jp/ |
sake-museum@hakushika.co.jp | |
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