初心者必見!万博マニアが教えるノープランでも万博を満喫する方法
混雑回避&夜イベントも満喫できる、6時間滞在可能な「夜間券」は超お得!
大阪・関西万博、盛り上がってますね‼
今回は、兵庫が誇る万博マニア・二神 敦さんと一緒に万博へ行ってきた様子をレポートします!
初めて来場する人(私も今回初来場!)や予約なしでも万博が楽めるコツ&お役立ち情報満載なので、ぜひ参考にしてください。
まずは、二神 敦(ふたかみ・あつし)さんのご紹介!
二神さんは神戸生まれ神戸育ちで現在も神戸在住の神戸っ子。1990年の大阪・花の万博を皮切りに前回のドバイ万博など16種類の万国博覧会、さらに世界170以上もの博覧会を訪れた万博&博覧会マニア。関西・大阪万博もオープン以降、ほぼ毎日来場(旭川市で開催の「あさひかわ菓子博」観覧のため5/30・31だけ北海道へ遠征)。会社員の傍ら、休日は会場内のボランティアスタッフとしても活躍中で、ラジオ番組等で万博情報の発信もされています。
まさに、我らが兵庫県民で最も万博に詳しい(に違いない)人なんです!
▲ 靴もEXPO2025仕様(笑)
◇ 大阪・関西万博開催期間:2025年4月13日~10月13日までの184日間
二神さんと来場したのは、開幕から44日目、ちょうど総来場者数が500万人を突破した5月26日(月)。 ※本レポートの内容は5/26時点の情報です
僕たちのスタートは9:00、東ゲートから!
《二神さん談》『入場して最初にすることは「当日予約」です。入場後約10分経過すると「当日予約」ができるシステムがあるので、事前予約が取れてなくてもパビリオンの予約できるんです』。
「当日予約」はスマホアプリか会場内の専用端末「当日登録端末」でできます。
会場内に「当日登録端末」が6か所と、スタッフ常駐の「当日登録センター」が1か所(南側の「バーレーン」パビリオンの隣)あります。
「当日予約」ができるのは1回に1つのみ。予約したパビリオン入館後に次の予約が取れる仕組み。
《二神さん談》『「当日予約」は入館しないと次の予約ができないので、できるだけ早い時間帯を予約するのがポイント。
事前予約が取りにくい人気パビリオンも、当日枠が出ることがあります。朝イチが最大のチャンスですが、キャンセル等で何回かに分けて当日枠が出る館もあるので、行きたいパビリオンがある人は「当日登録」をマメにチェックしましょう』。
例えば、話題沸騰中の落合陽一プロデュースのシグネチャーパビリオン「null²(ヌルヌル)」は現在、整理券配布はなく、当日予約の枠を随時開放。「ヌルの森」と呼ばれる全面鏡張りの館内で展開されるのは、現実とデジタルの境界がわからなくなるような圧倒的な没入体験。
ちなみに、鏡張りの独特な外観は、柔らかい膜でできていて音に合わせてブルブル震えます。外観だけでも一見の価値あり。
Expo2025シグネチャーパビリオン「null²(ヌルヌル)」サイト:
https://expo2025.digitalnatureandarts.or.jp/
◇ 大阪・関西万博 予約の基本:
「2ヶ月前抽選」「7日前抽選」「空き枠先着予約(3日前先着予約)」という3つの「事前予約」と「当日予約」。
予約・抽選の詳細は以下の公式サイトを参照:
https://www.expo2025.or.jp/tickets-index/reservation/
《二神さん談》『一番言いたいのは、万博は「事前予約が取れなくてもちゃんと楽しめる!」ということ。万博は「お祭り」なので、パビリオン以外の見どころが本当にたくさんあります。あまり計画に縛られずに、偶然の出会いとかインスピレーションに従った方が、心に残る体験ができたりします』。
事前予約なしでも十分楽しめると聞いて、本日ノープランの僕は一気にテンションがアップ(笑)
《二神さん談》『パビリオンについても、「予約なし入館者用入口」があるので、事前予約がなければパビリオンに入れないなんてことは全くありません。
国内パビリオンはほぼすべてで事前予約が導入されていて、予約なしだと入れない館も確かにいくつかありますが、一方で、海外パビリオンはそもそも大半が事前予約の受付がなく、ほぼすべての館が予約なしで入れます』。
でも大阪・関西万博には158もの国と地域が参加しているので、海外パビリオンもどの館を選ぶかが難しい気が…。
《二神さん談》『「行列がないからフラッと入ったらむちゃくちゃ感動した!」なんていうことがよくありますから、直観で選ぶのもアリです。
あと、僕がおすすめなのは、「テーマ」を決めたパビリオンめぐり。
食べたいものがある館を選んでグルメ旅や、5大陸それぞれの国を選んで世界旅行など、何でもいいんですが、自分だけのテーマがあると違った角度からも万博が楽しめます』。
テーマ決めっていうのもなかなか難易度が高い気がしますが、例えば今回はどんなテーマがいいですか?
《二神さん談》『2人とも兵庫県民なので、「兵庫県」をテーマにしてみましょうか』。
「兵庫県」をテーマに二神さんが会場MAPを見ながら選んだのが、「関西パビリオン」と兵庫グルメ、そしてなぜか「イタリア館」「オーストリア館」「アメリカ館」。その理由は後ほど明らかに(笑)!
最初に訪れたのは東ゲート近く、切り絵がデザインされた六角形の建物の「関西パビリオン」。関西広域連合が展開する館で、二神さんはこちらのボランティアスタッフも務めているそう。
《二神さん談》『足元に注目!地面の渦状のデザインは兵庫県特産の「淡路瓦」で作られてます。僕は万博の隅々まですべてを知りたいと思ってるので、こういう細部もチェックします』。
館内は、関西全体を表現する吹き抜けの展示エリアを中心に、参加府県独自の展示スペースが放射状に並んでいます。
《二神さん談》『兵庫、滋賀、京都、和歌山、鳥取、徳島、福井、三重の展示スペースがあって、映像で奈良も参加しているので、コンテンツが多いのが特徴です。
「兵庫」のスペースではまず天井に県鳥のコウノトリの折り紙がたくさん飾られています』。
「兵庫」の目玉は、アトラクション型映像空間「HYOGOミライバス」。
自然や食など兵庫県の色んな魅力が約10分間の映像で紹介されています。バスに乗っているような臨場感も演出されていて、子供でも楽しめる内容でした。
見どころはパビリオンだけじゃない!
パフォーマンスやイベントこそ万博の醍醐味
「兵庫県」をテーマに、次に訪れたのはイベント会場「ギャラリーWEST」。
開催されていたのは、兵庫県主催「ひょうごフィールドパビリオン フェスティバル2025(開催日:5/26~5/30)」。
兵庫県旅館ホテル生活衛生同業組合・女将の会による「万博音頭」でステージイベントがスタート。齋藤知事も一緒に盆踊りを披露しました。
さらに、兵庫県各地から集結した11人の女将さん視点で各々の宿がある地域の魅力を紹介。
城崎温泉は1300年もの歴史を誇り文人たちにも愛された温泉街で、夏は花火、冬は雪景色と四季折々の景色が魅力。金泉・銀泉が有名な有馬温泉は日本三古湯・日本三名泉の一つにも数えられ、豊臣秀吉も愛した名湯だそう。淡路島の洲本温泉では、1年を通じて多彩な魚が釣れる釣り体験や海水浴が人気だとか。
さらに、姫路の世界文化遺産である姫路城や名物のアーモンドトースト、宝塚の秘境の趣が漂う武田尾温泉、神戸の夜景や神戸ビーフ、南あわじ市のうずしお温泉や大迫力のうずしおクルーズの話もあり、兵庫県の多彩な魅力を再認識。日本三大神滝の一つである神戸の布引の滝や、谷崎潤一郎『細雪』に登場した加東市の闘竜灘なども紹介されていました。
観覧者参加の盆踊り体験もあって会場が一体に!
《二神さん談》『万博は世界中の国が集まるお祭り。会場内のあちこちにあるポップアップステージやギャラリーでは毎日色んなイベントやパフォーマンスが行われ、ほとんどが予約不要。参加国が会期中に1日ずつ行う「ナショナルデー」では民族ダンスや音楽が披露されます。これこそ、この時この場所でしかできない万博ならではの体験なので、パビリオンだけにこだわらず、最新情報をチェックしてイベントにもどんどん参加しましょう』。
◇ 大阪・関西万博公式サイト イベント情報(毎日更新):
https://www.expo2025.or.jp/news/daily/
《part2 に続く》
【この記事の続き(Part.2)を読む】【大阪・関西万博現地レポート】万博マニア・二神さんと行ってきた!予約なしでも楽しめるコツ&お役立ち情報満載 - Part.2 -
DATA:
◇ EXPO 2025 大阪・関西万博
https://www.expo2025.or.jp/
【関連Webサイト】
【HYOGO!ナビ WEBサイト 関連ページ】
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掲載日:令和7年6月13日