歴史・背景
湯集落南側、岸田川の支流春来川(はるきがわ)と稲負谷川(いなごだにがわ)に挟まれた白毫山(びゃくごうさん)に所在し、城域は東西400メートル、南北200メートルあります。
標高338メートルの高所に位置する主郭(東西41メートル、南北25メートル)を中心として三方向に延びる尾根に階段状の堀切・竪堀で防御しています。
南北朝期に起源を持つ城ではありますが、横堀や畝条竪堀を含む30本を越える竪堀の存在から、戦国時代末期に改修された城です。
温泉城の詳細は定かではありませんが、延文元年(1356)に北朝方である伊達真信に攻め落とされています。その後は奈良氏が居城したといいます。
『温泉城跡案内板』より
このお城ののみどころ
温泉城は”ゆのしろ”と読みます。温泉城は湯村温泉を南側から見下ろす山頂に位置しています。登城道は少し離れた南側からのアプローチになります。
主郭に続く山頂部に出ると一気に広い郭となり、眺望も開けてきます。大きく4つの郭からなる山頂部の周囲には但馬地方の山城でよく見られる畝状竪堀が多く作られていますが、さらにこのお城の特徴の1つに竪堀と横堀が繋がったような「U字形竪堀」遺構が見られます。そして小さな郭がいくつも続きますが、ここは古い時期の遺構のようです。その先にはいくつもの竪堀があり、そして尾根先にU字形竪堀もありました。北側一帯はほとんど下草がありませんので比較的じっくり見ることができます。
本岡氏の詳しい訪問コメントはこちら
http://www.siromegu.com/castle/hyogo/yunosiro/yunosiro.htm
住所 | 〒669-6821 新温泉町湯 |
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料金 | 無料 |
駐車場 | なし |
アクセス |
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