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日帰りでも泊まりでも親子で遊びまくる!関西初の泊まれる博物館「植村直己冒険館」-兵庫テロワール旅-

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  • 体験・学び

私がレポートします!

稿
サブロー
男性
50代
兵庫県朝来市
バイク旅、旅、アウトドアアクティビティ
但馬に住んで10年半、自然と文化と人々に魅了され続けています。この地で我が子が成長していくことに感謝です。海外在住歴20年(在豪16年、バイクで世界一周3年ちょい)、訪ねた国は70か国以上。この経験を活かして地域の観光振興に取り組んでいます。植村直己さんは憧れの人なので、皆様に魅力をお伝えできれば嬉しいです。

 


「兵庫テロワールlab.」テロワール研究員レポート
食や文化を味わい楽しみ、それらが生まれたルーツや背景を探り、受け継いできた人の想いや技術に触れる。大地の恵みを堪能する“兵庫テロワール旅”の情報を、現地で体感した「テロワール研究員」の視点でお届けします。

 

子どもたちに大好評の宿泊プログラム「ぼうけんステイ」
夜の博物館探検、キャンプ、ツリーイングなど冒険心を育てる仕掛けがたっぷり

 

豊岡市にある関西唯一の泊まって学べる博物館、「植村直己冒険館」を紹介します!
子どもの大のお気に入りで、我が家は年間パスポートも持っているんです。

 

 

敷地内には、博物館だけでなく、クライミングやツリーイングなど思いっきり体を動かせる冒険体験施設もあります。さらに、室内&屋外でキャンプもでき、本格的なアスレチックや収穫体験ができる菜園まであって、家族みんなで一日中遊べるんです。

 

 

「植村直己冒険館」は、北近畿豊岡自動車道・日高神鍋高原ICから3km。インターを降りて左に曲がって5分ほどの場所にあります。
電車の場合はJR山陰本線・江原駅から神鍋高原行バスで約10~15分。

 

 

到着するとまずユリノキの並木道があります。11月頃になると黄金色に色づき、フォトスポットとしても人気。
並木道の隣に、氷山に突如として現れる氷の裂け目・クレバスをイメージしてつくられた入口があります。声を上げると何重にも反響する構造になっていて、早くもワクワク感がかき立てられます♪

 

 

入館したらまず植村直己さんの軌跡を描いた15分ほどの映像を観ます。
植村直己さんは兵庫県城崎郡国府村(現・豊岡市日高町)出身で、日本人で初めてエベレスト登頂に成功し、世界で初めて五大陸最高峰登頂を成し遂げた登山界のレジェンド。1984年2月、43歳の時に世界で初めて冬期のマッキンリーに単独登頂した後、消息を絶ちました。

 

 

短い映像ですが、壮絶な挑戦の数々を、綿密な準備を重ねて一つ一つ成し遂げていく植村さんの姿は、子どもの冒険心をかき立てるだけでなく、大人の心にも響きます。

 

 

 

 

「植村直己冒険館」の統括責任者、宇都宮さんにお話を聞きました。

 

《宇都宮さん談》『釘などを一切使わずに紐だけで組み立てた犬ぞりをはじめ、植村さんが過酷な冒険で実際に使用した装備品なども展示しています。子どもたちが冒険気分を味わえるように、極地の冒険の様子を再現した空間などもあります』。

 

 

渡り廊下で繋がる先に、2021年に新設された子ども向け冒険体験施設「どんぐりbase」があります。

 

 

「どんぐりbase」は、子どもたちが実際に体を動かしながら、冒険心あふれる“植村スピリット”を学べる施設。どのような状況におかれても、人間らしい豊かな心で目標に向かって努力する植村さんの冒険精神を体全体で体感できます。
円形の建物内は1階、地下1階の構成で、まず1階には植村さんが登った五大陸の高い山をイメージした真っ白い大型ネット遊具があります。
よじのぼったり、飛んだり転がったり、子どもはおおはしゃぎ。

 

 

 

ネット遊具の周りを囲むように通路があって、子どもたちはぐるぐる走り回るだけでも楽しそう。

 

 

 

ネット遊具の下、地下空間には、幼児向け遊具を備えた小さな子ども向けの「ぐんぐんホール」があります。
ネットで遊ぶ大きい子どもたちを眺めながら、ちびっ子たちは跳び箱や滑り台、トランポリンなどに挑戦。授乳スペースやオムツ替えの台などがあるナーシングスペースも用意されているので安心です。

 

 

 

壁面には、「えれべすとウォール8848」を名付けられたクライミングウォールもあります。
高さ約5mあり、磁石の力でブレーキをかけるオートビレイを使った本格的な仕様。
ヘルメットとハーネスを付け、子どもたちはすっかりクライマー気分♪
※料金500円(税込み)、5歳以上

 

 

そして、我が家も近々チャレンジしたいと思っているのが、宿泊プログラム「ぼうけんステイ」。
「どんぐりbase」にテントを張って宿泊できるんです。室内にテントって新発想です。
それ以外でも屋外テント泊や屋外の空中テント泊も選べます。

 

 

どのプランもテントは用意されていて、設営や撤収もすべてスタッフがしてくれるので、手ぶらで体験できます。館内にシャワーが完備されているのも嬉しいポイント。
小さい子どもがいる家族には、室内テントが安心かなと思いますが、子どもは冒険ムードあふれる空中テントに憧れているようです。

 

 

宿泊者は、21時までネット遊具で遊び放題!みんなが帰った後も遊べるって、スペシャル感満点です。

 

 

 

さらに宿泊者限定自家菜園で野菜の収穫体験ができます。
広々とした菜園にはトマトやキュウリ、ナス、オクラなどの野菜が実っていて、夕食のBBQで“自分が食べられる分だけ”収穫してOKというルール。
子どもがたくさん野菜を食べてくれそう(笑)

 

 

食事付きプランの夕食は、大人はBBQ、子どもはハンバーガー。
食事なしのプランでもBBQコンロや網など必要な備品は用意されているので、食材を持ち込んでBBQができます。

 

 

 

宿泊プランの目玉は「ナイトミュージアム」。
スタッフの案内で、ランタンとスタンプラリーカードを手に夜の博物館をまわります。真っ暗な夜の博物館を探検するって、子どもにはきっと特別な体験ですよね。

 

 

屋外にも思いっきり体を動かせる仕掛けが色々あります。
まずはツリーイング。ハーネスを装着して高さ10mを超える木を登ります。
スタッフが丁寧に指導してくれるので、初めてでもチャレンジできますよ。
※45分間2,000円(税込み)、5歳以上

 

 

 

林の中には、24種類のアスレチックが並ぶ「ぼうけんアスレチック」もあります。

 

 

広々とした芝生スペースもあるので、お弁当を持参してピクニックをするのも楽しいです。
大いに自然を満喫できて、好奇心や冒険心をかきたてる体験が詰まっているので、子どもはもちろん、大人も一緒に楽しめると思います。

 

DATA:
◇ 豊岡市立植村直己冒険館
兵庫県豊岡市日高町伊府785
Tel:0796-44-1515
開館時間:9:00~17:00 (最終入館16:30)
休館日:水曜日 (祝日の場合は翌日休)、12/29~1/3
入館料:
・ミュージアムエリア:大人550円、子ども330円
・どんぐりbase:大人330円、子ども550円
・ミュージアムエリア+どんぐりbase共通:大人770円、子ども770円
※子どもは3歳以上~中学生。2歳以下は無料
宿泊プラン「ぼうけんステイ」:大人6,600円~、子ども4,400円~
https://boukenkan.com/

 

※記事内の料金はすべて税込

 

 

 

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掲載日:令和6年9月13日       グルメ 

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