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見て触れて作って!淡路島でしかできない唯一無二の“土アート”体験【土のミュージアムSHIDO】-兵庫テロワール旅-

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私がレポートします!

稿
ねっぴテロワール研究員
女性
20代
兵庫県淡路市
ヨガ、自然の中でゆっくりすること
長崎県出身。昨春、大阪から淡路島に移住してきました。大学発ベンチャーとして淡路島の地域創生を手掛ける「淡路ラボ」のスタッフとして働いています。淡路島は移住者にも開かれた雰囲気で、「やりたい事があるなら、どんどんやってみればいい」と、周囲の人たちが積極的に応援してくれます。新しい事に挑戦する人たちが多いので、刺激も多く充実した毎日です。

 


「兵庫テロワールlab.」テロワール研究員レポート
食や文化を味わい楽しみ、それらが生まれたルーツや背景を探り、受け継いできた人の想いや技術に触れる。大地の恵みを堪能する“兵庫テロワール旅”の情報を、現地で体感した「テロワール研究員」の視点でお届けします。

 

1912年創業の老舗土壁メーカーがオープンした『土のミュージアムSHIDO』
土を使ったアート製作や壁塗りができる体験施設&レストランも誕生 

 

淡路島の西海岸に2023年1月にオープンした「土のミュージアムSHIDO(しど)」をご紹介します!
2023年12月、新たに体験施設とレストランも登場して、“土アート”という新ジャンルのアートを、見て触れて体験して、全方位で体感できるスポットなんです。

 

 

「土のミュージアムSHIDO」は、1912年創業の老舗土壁メーカー・近畿壁材工業が、工場の一角にオープンしたアートミュージアム。
社長の濵岡淳二さんに案内して頂くと、「まず真正面から建物を見てください」とのこと。土壁とガラスで構成された独創的な建物はなんと、漢字の「土」に見えるように設計されています。

 

 

《濵岡さん談》『淡路島の土を使って、こんなに面白いことができると知ってもらいたくてオープンしたんです。
淡路島の土は、土壁や瓦、タイルなどの建築材料としてだけでなく、空間をデザインするアーティスティックな素材にもなり得るんです。地元・淡路島の地域資源土という素材の可能性や美しさを、地元や観光客の方にもっと知ってもらうことを目的に作りました』。

 

 

 

ミュージアムの主役は「淡路島の土」。
床は、大地をモチーフにした波打つように隆起する土間で、「豊沃の土間」と名付けられています。
壁は、紋様の土壁。「地文(じもん)」と名付けた、実際の淡路島の自然美をテーマに、例えば“干からびた田んぼ”や“重機で掘削された後の山肌”など、それぞれの土壁に異なる紋様が見られます。
圧倒的な存在感を放つ八段階段オブジェも、土だけでできています。
そんな館内では靴を脱いで歩き、壁に触れ、階段に座ることができます(※一部の壁は除く)。

 

 

 

《濵岡さん談》『ざらざらした土の感触とか温もりを、肌で感じてもらいたいんです。
「土階八等」と呼ばれる八段の土の階段は展示台やセミナーなどに活用します。館内トイレの壁や洗面台も土で作られていますが、実際に使って頂けます。人が触れ、年月を経て、土の表情が変わっていく様子を楽しみに再訪してもらえたら嬉しい』。

 

ミュージアム内では、常設展の他、コンテンポラリーアートを中心とした企画展も展開。
淡路島の土×現代アートのコラボという、ここでしかできないアート鑑賞が楽しめます。

 

さらに2023年12月、ミュージアムの向かいに “土アート”の体験施設『tutito(土と)』が新たに誕生。見て触れるだけでなく、実際に土を使ったアート製作もできるようになりました。

 

 

私も早速、「アートパネル作り」3,000円(要予約)を体験。
見本のアート作品と、A4サイズのパネルと土壁材、絵具、ペインティングナイフの体験セットを受け取り、製作スタート!
まず、白い土壁材に、絵具を加えてかき混ぜ、好きな色の土壁材をつくります。

 

 

次に、ペインティングナイフを使って、土壁材をパネルに塗りつけていきます。
下絵を描く必要はなく、波打たせてみたり、塗り重ねてみたり、意外に簡単。描き方も自由なのでとっても楽しい♪
土壁材の立体的なテクスチャーのおかげで、芸術的センスが特にない私でも、部屋に飾りたくなるようなアートパネルができました。そのまま持ち帰って、土壁材が乾けば完成です!
私は所要時間30分ほどでしたが、時間制限はないので好きな作品が自由に描けますよ。

 

 

「壁塗りウォールアート」も体験できます。予約不要で1人1,000円(税込)。
屋外に設置された大きな白い壁に、コテやヘラ、塗壁材などを使って自由に壁塗りができます。

 

《濵岡さん談》『塗り方とかテーマは何でもいいんです。色付け用の絵具も用意しているので、自由に描いてウォールアートを楽しんでもらいたい』。

 

 

私も挑戦してみましたが、、、こちらは難しい‼
塗壁材は重くてコテも動かしにくく、思うように塗れません。やっぱりテクニックが必要なんですね。
塗る範囲も時間も制限のない体験なのですが、腕が疲れてしまって程なくギブアップ(笑)

 

今後、壁塗り体験で参加者が彩った壁を展示したり、体験後の壁をレンガにしてピザ窯などを製作する計画もあるそう。
土を使った体験メニューがこれからも色々登場しそうで楽しみです。

 

 

体験施設「tutito」内には、「イタリアンレストラン MOA(モア)」も誕生。
淡路島産の食材にこだわり、丁寧に手作りされたイタリア料理が頂けます。
写真は、「島の恵みを味わえるランチセット」2,000円(税込)

 

 

テイクアウトメニューも用意されているので、隣接する「多賀の浜海水浴場」で海を眺めながらのランチも素敵ですよ。
ミュージアム棟の屋上からも瀬戸内海が一望できます。

 

 

淡路島ならではの“土アート体験”ができる「土のミュージアムSHIDO」、島旅プランにおすすめの新スポットです!

 

DATA:
◇ 土のミュージアム SHIDO(シド)

兵庫県淡路市多賀2150(近畿壁材工業構内)
TEL:0799-85-1147
営業時間:13:00~17:00(土日祝は10:00〜18:00)
休館日:展覧会会期中は毎週火・水曜、展覧会閉会中は毎週日・祝(平日は要予約)
入館料:大人500円、中学生以下無料
https://shido.kinkikabezai.com/

 

◇ イタリアンレストランMOA(モア)(体験施設tutito内)
TEL:050-1807-7551
営業時間:11:30〜16:00、金土のみ18:00〜22:00も営業
定休日:火曜・水曜、年末年始
Instagram:@__awajishima_moa__

 

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掲載日:令和6年1月5日

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