360度に広がる淡路島の四季折々の景色が味わえる
2022年4月29日、淡路島北部にオープンした座禅リトリート「禅坊晴寧」。
明石海峡大橋を渡り、そのまま山を標高150m近くまで車で10分ほど。
山間に突如現れる、この洗練されたデザインの建物が、日本の子午線にあたる東経135度線上の山間に誕生した、マインドフルネスの体験施設です。
約3,000㎡に及ぶ広大な敷地には、静かで清らかな空気、野生の鳥のさえずりが響き渡り、一歩足を踏み入れた瞬間から癒されること間違いなし。
設計を手掛けたのは、建築業界で最も権威のある賞のひとつ「プリッカー賞」を受賞した建築家 坂茂氏。坂茂氏は、国内外の災害時にはいち早く現地に駆け付け、すぐに準備できて、解体後に環境を壊さない素材で簡易住宅や教会を創り、これまで多くの現地の方々の心を癒してきました。
国産杉を使用した木材を組み合わせてつくった建物は、外壁のかわりに数えきれないほどの窓が開放的で、外からではどんな構造か想像がつきません。建物の中心付近の1階部分にある入口から入ります。
建物内は素足で過ごすため、温かみのある木の触感や、深い木の香りで、滞在中ずっと癒されますよ。
入口を抜けると、自然光が差し込む広々とした食堂と調理場があります。
豆腐や淡路島の地元野菜、お粥など、体をリトリートする「禅坊料理」が準備されているところでした。
お土産用のオリジナル商品も取り揃えられています。
そのまま奥に進むと、宿坊エリアへ。
一室一室の入口につけられた「禅語」は、言葉の縁を通じて、インスピレーションを得られるきっかけになるかもしれません。
部屋のデザインは、人生に対する清貧の姿勢を説く諺「起きて半畳寝て一畳」からきているそうで、大きな窓から見える大自然に触れながら静かに物事を考えることができそうです。
そして階段を上がった最上階は、全長約100mのウッドデッキが。
あえて山の稜線を超えないように設計されているため、内・外の概念にとらわれず、自然の空気に包まれた「空中禅」を体験できます。
晴れの日はもちろん、特に雨の日は雨音とマイナスイオンが、宿泊プランでは夜に月や星の輝きを感じられる神秘的な体験となりそう。
座禅中は、「禅師」とよばれる方が座禅を導いてくれるそう。
机には、禅坊晴寧の文字も。
ほかにもヨガや書道、茶道や、香りの島 淡路島ならではの香袋を創る香道など、禅坊晴寧オリジナルの体験が充実しています。
360度山に囲まれた露天の「洗心」では、足を洗ったり、自由に心身を清めることも。
お帰りの際は、ウッドデッキから大階段を下りると、建物の外に。
一日のスケジュールは事前に決められており、ゲストは全員一緒にその日のスケジュールに沿って体験や食事を楽しむ流れになっています。
日帰りプラン、そして満月などの時期にあわせて開催される宿泊プランともに事前予約制で、1日の定員はおよそ40名。予約はこちら(公式サイト)
五感を通じ、ゲストの心の体の健康を促進、都会では味わえない大自然の空間で、心身ともに浄化される、マインドフルネスな体験ができる『禅坊晴寧』、リトリート旅行に訪れてみてはいかがでしょうか。
◇禅坊晴寧
住所:〒656-2301 兵庫県淡路市楠本 場中2594-5
アクセス:【車】新神戸駅・神戸空港より40分 / 神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICより5分
駐車場:有り
電話番号:090-7801-4063
公式ウェブサイト: https://www.zenbo-seinei.com/