篠山城下町の歴史をめぐるお得なチケット。多彩なワークショップも。
篠山城跡を中心とした城下町は、古い町並みが保存され、観光や食などのスポットもコンパクトにまとまっているので、ぶらっと日帰りの小旅行を楽しむのにぴったりです。
篠山城下町の観光におススメなのが、「四つの歴史館」の共通入館券。
篠山城大書院、歴史美術館、青山歴史村、武家屋敷安間家史料館という、城下町の4つの文化施設に、大人600円、大学・高校生300円、子ども150円で入場できるんです。
別々に入館券を買うと大人1200円になるので、とてもお得です。
篠山城大書院を起点にめぐるとすると、各施設はどれも徒歩20分圏内。篠山の歴史や伝統文化に触れ、途中で食べ歩きや買い物を楽しみながら、ゆっくり城下町を散策できます。
篠山城は、堀や石垣は残っているものの、主な建物は明治維新後に取り壊されています。跡地に建つ篠山城大書院は、平成12年に復元されたもの。石垣の上に建つ大きな美しい木造建築で、周囲に邪魔な建造物などがなく、とても写真映えします。
別料金になりますが、それぞれの施設で、ワークショップもあります。
【篠山城大書院】
忍者の衣装を着て館内で記念撮影ができる「甲冑・忍者着付体験」。
【歴史美術館】
箸置きづくりの「王地山焼の箸置きをつくりませう」
【青山歴史村】
江戸時代の香道の源氏香をまねた「香り遊び体験」
【武家屋敷安間家史料館】
抹茶とお菓子を頂く「おまっちゃ体験」
今回私は、歴史美術館で、箸置きづくりを体験してきました。
所要時間が15分ぐらいなので、手軽です。
まず、好きな石膏型を選んで粉を振り、型に土を入れて手で押し込む。はみ出た土を切り取り、型から抜き、竹べらなどで柄をつけて終了。王地山陶器所にて仕上げの焼成をして、1か月程度で送ってくださるそうです。
体験料は1個700円(別途送料510円)。予約制ですが、当日予約もできます。
大人になると、なかなか土を使って何かをつくる機会ってないので、土の感触もモノを手づくりするのも、意外と楽しいです。
元は篠山裁判所だった歴史美術館の建物は、木造建築の裁判所としては日本最古級のモノだとか。館内には、昭和56年まで実際に裁判所として使用されていた法廷が残されていました。裁判官席、検事席、弁護人席、被告席、傍聴席があって、座って記念撮影もできます。ほかにも、陶器や絵巻、装束など幅広い展示物があって、見ごたえがありましたよ。
施設Data:
篠山市立歴史美術館
篠山市呉服町53
079-552-0601
開館時間:9:00~17:00(受付終了16:30)
休館:月曜休(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始(12/25~1/1)
http://www.withsasayama.jp/REKIBUN/rekibi_top.htm