『私のRe-Discover HYOGO』は、私たち神姫観光バスのバスガイドが様々なお店やスポットをオススメ紹介していく企画です。今回は日本六古窯の一つ、日本遺産でもある丹波立杭焼の里への観光の際に、ぜひ立ち寄っていただきたいグルメスポットのご紹介です。
地元の美味しい卵、お米を使った、びっくりするほど美味しい卵かけご飯
兵庫県丹波篠山市が誇る、伝統工芸「丹波立杭焼」。その起源は平安時代まで遡るといわれ、古来の陶磁器窯のうち、中世から現在まで生産が続く代表的な6つの産地『日本六古窯』の一つにも選ばれています。現在でもその伝統は受け継がれ、丹波篠山市今田町には約50件の窯元があり、窯元めぐりや陶芸体験が楽しめます。
このエリアは澄んだ空気、四季折々の豊かな自然に囲まれ美味しい水やお米、新鮮な食材が手に入るのも魅力で、その丹波立杭焼の里にあるのが卵かけご飯の店「たまごかけごはん 玉の助」です。
美味しい卵かけご飯が頂けます！！
この「たまごかけごはん 玉の助」は、ご主人が地元の美味しい卵、お米を使って美味しい料理を提供したい！ と、2015年8月にオープンしました。メインとなる卵は、三田高原にて平飼いで栄養満点の餌を与えられ育った鶏の卵を使用。平飼いとは、鶏を鶏舎や養鶏場の屋外へ出し自由に動けるようにした飼い方で、鶏は地面を自由に動き回る事ができ、余分なストレスもなく、本来の鶏の習性に沿った行動をすることが出来ます。
その結果、健康で栄養満点の美味しい卵が産まれます。
日本では98%がゲージ飼いで残りの2%が平飼い。
かなり希少な卵なのですが、なんとこちらでは、一人につき5個、食べる事が出来ます！！
鶏の餌に、蟹ガラや、牡蠣ガラが入っているので殻が硬いのが特徴で、ここにもこだわりが見えます。
そして、お米は地元丹波篠山産のコシヒカリ100%を使用。熱々の白米に、美味しい卵をおとして、頂きます！！
テーブルには、卵、お醤油3種類、刻み海苔があります。お醤油は現在、玉の助オリジナル醤油、かつお醤油、うまみの3種類があります。
実は、3種類全て県内のたつの市の醤油会社にて作られています。たつの市と言えば、お醤油の産地として有名。甘み、風味と、それぞれ違うお醤油をお好みでかけ、頂く卵かけご飯は絶品です！
卵かけご飯定食の他にも、単品メニューでだし巻き玉子、鶏の唐揚げ、タコのコロッケ、黒豆とうふ、平飼いたまごの濃厚プリンがあります。その名の通り濃厚な味のプリンは土日の販売がメインで平日は販売していないこともあるので、ぜひ確認して味わってください。だし巻き玉子は平日15個限定、数量限定のこだわりの一品です。
プリンと、タコのコロッケは、人と人の縁が繋いだメニュー。たまたまお店に来られた方に、美味しいプリンのレシピをご主人が教えてもらったのだそうです。実は、そのお客様は元々行列ができるほど人気のプリンの販売をされていたそうなのですが、ご高齢により廃業され、プリンのレシピをご主人に託したんだそう。タコのコロッケも、明石の魚の棚で人気だった名店のご店主から、教えてもらったものだとか。
2つの名店の味を、ご主人が受け継いでいらっしゃいます。どちらも、テイクアウトやお取り寄せはされていません！！店舗限定の逸品ですので、是非、お店に行って召し上がってみて下さい！！
玉の助から少し歩けば、沢山の窯元が軒を連ねています。伝統の登り窯も、見ることが出来ます。
「窯元 まるまつ窯」では手びねり、あるいは電動ろくろを使った陶芸に触れられ、焼き物への絵付けが体験できます。
また、江戸時代から現代までの焼き物作品を展示している「伝産会館」、伝統的な丹波焼はもちろん今っぽいアースティックな作品まで買える「窯元横丁」など、様々な施設が合わさり丹波立杭焼の全てに触れることが出来る「立杭 陶の里」も立ち寄りたいスポットです。
旅行や観光が自由にできる状況になったら、丹波立杭焼の里へお出かけください、そして卵かけご飯の美味しさを堪能してください。
DATA：
◇たまごかけごはんの店 玉の助
兵庫県篠山市今田町休場12
TEL：079-506-6946
営業時間：【平日・土日・祝】10:00~17:00
掲載日：令和3年6月25日
