●淡路島で野生の猿が見られるのを知っていましたか?
兵庫県淡路島の洲本市には野生のニホンザルを見学できる「淡路島モンキーセンター」があります。最初は野生のサルと聞いて怖い、噛まれたらどうしようという気持ちでしたが、野生のサルでも、私から物を投げたり、大声を出したりしない限り、安心して普段の様子を見せてくれるそうです。
園内を散策するとサルの可愛い仕草や赤ちゃんザルの可愛さに魅了され、あっという間にお昼時間になってしまいました。餌を器用に手で持ってモグモグと食べるのを見ているだけで本当に幸せな気分になれます。
淡路島モンキーセンターは1967年から野生のニホンザルに餌付けしており、現在350頭の集団を見学することができます。野生のニホンザルですので、季節によって餌場に現れる時間が異なることがあるそうです。
野生のサルたちは、朝センターへやってきて、餌場付近で昼を過ごし、夕方また山奥へ帰って行きます。他の地域のニホンザルと比べ、とてもおとなしくてサル同士の仲も良く、高い寛容性を持って特別な社会を形成していることから、淡路島モンキーセンターのみなさんは、この魅力あるサルたちを淡路ザルと呼んでいるんだそうです。
その他にもセンターでは、淡路ザルの研究、観察を通じ保全管理にも力を入れています。
●淡路ザルの豆知識
▪ボス争いをするのですか
淡路ザルは、争いではなくボスの老化に伴いスムーズに世代が交代しています。ただ、7代目のイッちゃんだけは、自分勝手だったため、団結したオスたちによってボスの座を追われてしまいました。
▪どうしてボスと分かるのですか
飼育員が毎日観察しているのでサルたちの行動で分かります。また、ボス以外でも2頭の間にエサを置いて順位をはかることが出来ます。大人のサルには全て順位があります。
▪サルの寿命は何年ですか
約22年~23年くらいです。 時々30歳以上のサルもいます。
▪赤ちゃんは何頭生まれますか
一頭です。双子は99.9%ありません。妊娠期間は6か月です。
▪淡路ザルはなぜおとなしいのですか
おそらくリーダーの優しさ、寛容さが大きく関係していると思います(研究中)
淡路ザル集団のボスになるには仲間から信頼と人気を得る必要があるんだそうです。
弱い子ザルや、体の不自由なサルの面倒をみて、山から山へ移動する時は彼らがついてこられるよう移動スピードを落としたり、移動範囲を狭くしたりするなど、かばう、許す、助け合うといった寛容さと優しさを持ち、弱いサルも集団の一員として暮らせるような配慮をするのがボスの資格! WOW! キビシイ!!
""私は人気のユーチューバーBOSS猿です!! 私からも一言
私たちの仲間とYouTubeでライブ配信をしています。
YouTube名【淡路島モンキーセンター】
ぜひ見てくださいね。いいね!登録ボタンもヨロシク。
実は人間語のコメントも翻訳機回して確認するけどなかなか( ノД`)シクシク…""
秋は山の食べ物も豊富なので、サルたちは山にこもってしまい、見学は難しいそう。11月から12月にかけてだんだんと餌場に戻って来るとのことなので、実はこれからが可愛いサルたちを堪能できるシーズン。サルたちに癒される一日が過ごせます。
◇淡路モンキーセンター
兵庫県洲本市畑田組289
TEL:0799-29-0112
営業時間:9:30 - 17:00(閉園)季節により変わることがあります。
定休日:水曜日・木曜日(祝日は開園)
*秋(9月中旬~11月中旬は秋の実りが最盛期で山奥にサルたちが移動するので、休園になることが多いのです。来園される前には事前にホームページ等でご確認ください。)
入園料:大人:1,000円(中学生から)/ 子供:400円(4才から)(20名以上団体割引や障害者手帳適用優待有)
▪アクセス
・車でお越しの場合
〈神戸方面より〉西淡三原IC〜国道28〜阿万〜灘 (40分)
津名一宮IC〜国道28〜洲本〜由良〜灘 (60分)
洲本IC-国道28〜洲本〜由良〜灘 (45分)
〈徳島方面より〉 西淡三原IC〜国道28〜阿万〜灘 (40分)
淡路島南IC〜国道28〜阿万〜灘 (55分)
・バスでお越しの場合(約47分所要)
行き:洲本バスセンター発(沼島汽船場前行き) ⇒ モンキーセンター着
発車時刻 6:21 / 9:20 / 12:30 / 16:55
帰り:モンキーセンター発 ⇒ 洲本バスセンター着
発車時刻 7:17 / 10:52 / 14:02 / 18:27