江戸時代を通じ明治６年まで甲子園球場3.5個分に相当する広大な尼崎城が存在しました。当時の藩領は尼崎から神戸の須磨まであり、瀬戸内海を通る大名の御座船や酒樽を積んだ樽廻船を4層の天守から見守っていました。現在は体験型のお城として人々に親しまれています。

神社内の嘉永橋と瑞寶橋が日本遺産に登録されており、灘五郷の一つ西宮郷の銘酒とともに商売繁盛の神様として隆盛を極めました。福男選びとして大変な熱気に包まれる走り参りが行われる「十日えびす」は、阪神間最大の祭典としても有名です。

伝統的酒造りを後世に伝えることを目的に1982年に開館した、日本にただひとつの「日本酒」と「さくら」の博物館。

白鶴酒造七代目の嘉納治兵衛から寄付を受けて昭和8年に建築された御影公会堂は国の登録有形文化財に登録されています。建設当時から営業している老舗の洋食店で洋食ランチをどうぞ。

神戸酒心館 はノーベル賞公式行事で振る舞われた日本酒「福寿」の蔵元。大きな桶の中で写真を撮れるスポットや蔵見学、日本料理を楽しめる蔵の料亭「さかばやし」、酒肴やオリジナル商品などお土産の品々を揃えている 蔵元ショップ「東明蔵」と見どころいっぱいの施設です。

『国・登録有形文化財建造物』の旧髙嶋邸である甲南漬資料館は甲南漬の歴史や灘五郷との関わりを説明する資料が展示されています。建築・歴史・甲南漬のお土産ショップなどお酒を飲まない方でも楽しめるスポットです。