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淡路島オリーブの収穫&料理体験!手摘み淡路島産のオリーブオイルを味わう旅 -兵庫テロワール旅-

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私がレポートします!

稿
村尾小夜子テロワール研究員
女性
40代
大阪市
スキンケアから食まで美容に関すること全般
日本化粧品検定協会認定のコスメコンシェルジュの資格を持ち、美容家として活動しています。(Instagram@cunweixiaoyezi)美肌ケアは「外側3割、内側7割」といわれるほどカラダの内側からのケアが大切。「オリーヴオイルアドバイザー」の資格も取得し、食をはじめとしたインナービューティーも大切にしています。

 


「兵庫テロワールlab.」テロワール研究員レポート
食や文化を味わい楽しみ、それらが生まれたルーツや背景を探り、受け継いできた人の想いや技術に触れる。大地の恵みを堪能する“兵庫テロワール旅”の情報を、現地で体感した「テロワール研究員」の視点でお届けします。

 

島内50か所にあるオリーブ農園で収穫体験を実施(9月下旬~11月末)
淡路島産オリーブオイルと瀬戸内の魚介を贅沢に使ったパエリア作りも体験

 

食材の宝庫と呼ばれる淡路島で今、注目の食材が「淡路島オリーブ」です。
淡路島オリーヴ協会が2013年から本格的にオリーブ栽培を開始。
一つ一つ手摘みで収穫し、栽培から加工まですべて島内で手掛ける淡路島産100%のフレッシュな香りと優しい味わいのオリーブオイルが逸品です。

 

 

淡路島オリーヴ協会では、産地や生産者と触れ合えるオリーブの収穫&料理体験も実施しています。その様子と共に、「淡路島オリーブ」の魅力をレポートします。

 

 

淡路島オリーヴ協会理事長・土居政廣さんがこの日、案内して下さったのは南あわじ市の田んぼの真ん中にある小さなオリーブ畑。

 

《土居さん談》『現在、島内には約50か所で、およそ8000本ほどのオリーブの木が植えられています。数千本の大規模な農園から、数本の小さなところまであって、例えば宿泊先の近くなど、ご希望の場所で収穫体験をして頂けます』。

 

 

淡路島オリーブのことを知って欲しいとの思いから、収穫体験は無料!
実施期間は9月下旬~11月末頃まで。
産地を見て生産者とも触れ合えて、子どもの食育にもなるので嬉しい取り組みです。

 

 

《土居さん談》『オリーブの品種は非常に豊富で、イタリアで栽培されている品種だけでも約600種類があるんです。
淡路島オリーヴ協会では、イタリア原産のフラントイオ、レッチーノ、ペンドリーノという3つの品種を育てています。この3つの品種を選んだ理由は、淡路島の気候風土に適していて、さらに、魚介類と野菜が中心の淡路島の食文化に合うマイルドなオリーブオイルが採れるからです』。

 

今回、収穫に伺ったのは9月下旬。細い枝には爽やかな緑色のオリーブの実がたくさん育っていました。

 

 

 

私は昨年も息子と一緒に収穫を体験したのですが、その時の実は熟していて写真のように黒褐色でした。

 

《土居さん談》『オリーブオイルの場合、オリーブの熟度が低い緑色の状態で収穫して搾油したものは、フルーティーな味わいに。熟度が上がって黒褐色になった状態のオリーブを搾ると、コクのあるリッチな味になります』。

 

 

 

土居さんの説明を聞きながら、一粒ずつ優しく手摘みしていきます。
淡路島オリーヴ協会所属の農園では、育てたオリーブを手摘みで収穫し、栽培から加工まですべてを島内で手掛けることにこだわっているのだそう。

 

 

《土居さん談》『私は以前、外資系大手食品メーカーでイタリア食材の製造開発やマーケティングを担当していたのですが、オリーブオイルはヨーロッパで最も偽装が多い食品の一つで、不正業者が度々摘発されています。実際、現地で働いていた間、私はいくつものオリーブオイル製造工場を訪ねてその衛生状態の酷さや、産地や原材料の偽装の多さに衝撃を受けました。
もちろん小さな農園で丁寧に作られた良質なオリーブオイルも数多くありますが、残念ながら日本ではなかなか手に入りません。
そこで日本で、誰がどこで栽培してどのように作ったかがちゃんとわかるオリーブオイルを生産したいと考えたんです』。

 


▲ 土居さんが運営する「南あわじオリーヴ園」

 

土居さんは2009年、イタリアから持ち帰った苗木を、南あわじ市の実家の裏庭に植えてみたのだそう。すると、すくすく成長。淡路島がオリーブの栽培に適していると気づき、さらに様々な品種の苗木をイタリアから直輸入して試験栽培を重ね、淡路島の気候風土に合った品種を厳選しました。

 

《土居さん談》『日本のオリーブオイルの名産地といえば香川県・小豆島で、小豆島はスペイン原産の品種が主なんです。小豆島より美味しいオリーブオイルを作るためにイタリア原産種を選び、品質保証書付きの苗を直輸入しています』。

 

 

 

 

2013年には淡路島オリーヴ協会を立ち上げ、自治体や企業、栽培農家さんの協力を得て、耕作放棄地にオリーブを植える活動をスタート。
栽培農家で手摘みしたオリーブを買い取り、収穫から48時間以内に搾油。無濾過(ノンフィルター)の100%淡路島産「淡路島エクストラヴァージンオリーヴオイル」を製造販売。タイミングが合えば、搾油の様子を見学することも可能です(要予約)。

 

 

 

「淡路島エクストラヴァージンオリーヴオイル」は2種類。
早摘みのグリーンオリーブを搾った「フルーティ」(100ml・3,132円(税込)~)と、熟度の高いブラックオリーブを搾った「リッチ」(100ml・2,916円(税込)~)。

 

 

淡路島産食材で特製パエリアを作る「オリーヴオイルを使った料理教室」

 

収穫体験の他に、「オリーヴオイルを使った料理体験」もあります(1名 3,000円(税込))。

 

 

料理体験の場所は、南あわじ市にある「淡路じゃのひれアウトドアリゾート」内のレストラン。(敷地内にオリーブ農園もあるので、収穫体験と料理体験をどちらも申し込むこともできます)。

 

 

 

料理体験はまず、「淡路島エクストラヴァージンオリーヴオイル」の「フレッシュ」と「リッチ」の食べ比べ。
早摘みと遅摘みでは味も香りも全然違うんです!

 

 

オリーブオイルは、不飽和脂肪酸やLDLコレステロール値を下げる働きが期待されるオレイン酸を多く含み、健康に良いそうです。
抗酸化物質のポリフェノールやビタミンEも豊富なので、美肌やエイジングケアにも効果があります。特に、「エクストラヴァージンオリーヴオイル」、中にとりわけ早摘みのグリーンオリーブで出来たオイルはポリフェノールが多く含まれています。

 

 

 

続けて、淡路島産の食材にこだわった特製パエリアづくり。
たっぷりのオリーブオイルでお米を炒めたら、瀬戸内産の鯛のアラでとった魚介スープを入れて軽く炊きます。

 

 

エビやタコなど瀬戸内産のたっぷりの魚介と淡路島産の野菜を加え、蓋をして10分ほど煮込んだら完成!

 

 

「はじめてでも失敗しない」をコンセプトに、土居さんと「淡路じゃのひれアウトドアリゾート」が共同開発したパエリアセットで、必要な食材がすべて適量でパックされているので調理はとっても簡単です。

 

 

食べる直前に、オリーブオイルをかけていただきます。
上品なスープに魚介の旨味が凝縮され、野菜の鮮度も抜群で、ものすっごくおいしい‼
具材の種類が多くて内容も豪華なので食べ応えも十分です。
パエリアセットの購入も可能なので、敷地内のBBQガーデンやキャンプ場で楽しむのもいいですね。2人前1,900円、4人前3,100円(税込)。

 

「淡路じゃのひれアウトドアリゾート」では、釣りや乗馬、SUPなど色々なアクティビティも楽しめます。

 

 

中でも人気なのが、イルカとの触れ合い体験。
桟橋からの「見学コース」、台の上からイルカに触れる「ふれあいコース」、イルカと一緒に泳げる「わくわくスイムコース」の3つのコースが用意されています。

 

 

広大な敷地内には、コテージが36棟、キャンピングトレーラー3台、全80区画のオートキャンプサイトが全80区画完備されているので宿泊もできます。

 

淡路島オリーブを目当てに、豊かな自然と海に囲まれた淡路島を旅してみるのもステキですよ。

 

DATA:
◇ 一般社団法人 淡路島オリーヴ協会

Tel:0799-38-6161
https://awajishima-olive-association.org/

 

◎オリーブ収穫体験
実施時期:9月下旬~11月末
所要時間:2~3時間程度
場所:淡路島島内の約50か所のオリーヴ農園のいずれか
費用:無料(1名から参加可、要予約)

 

◎オリーブオイルを使った料理教室
所要時間:2時間
場所:淡路じゃのひれアウトドアリゾート(島内の公民館調理室などでも実施可)
費用:1名3,000円(2名以上、要予約)

 

◇ 淡路じゃのひれアウトドアリゾート
兵庫県南あわじ市阿万塩屋町2660
電話番号&営業時間は施設により異なるため下記公式サイトでご確認ください
年中無休
駐車場無料(約100台分)
https://janohire.co.jp/

 

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掲載日:令和6年10月4日

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