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雲海シーズン到来!天空の城「竹田城跡」 全景を望める「立雲峡」の登り方と絶景グランピング -兵庫テロワール旅-

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  • スポット

私がレポートします!

稿
りょうちゃん
男性
20代
兵庫県豊岡市
スキー
仕事で但馬に来て今年で3年目になりました。いまでは但馬の全スキー場に訪問するほどスキーにはまっています(笑)実は但馬地域は、冬のスキーだけでなく、グリーンシーズンも遊べるスポットもあるんです。年間を通して楽しめる素敵な場所がたくさんあることに誇りをもっており、これからも但馬暮らしを満喫したいです♪

 


「兵庫テロワールlab.」テロワール研究員レポート
食や文化を味わい楽しみ、それらが生まれたルーツや背景を探り、受け継いできた人の想いや技術に触れる。大地の恵みを堪能する“兵庫テロワール旅”の情報を、現地で体感した「テロワール研究員」の視点でお届けします。

 

雲海シーズンは9月~11月。出会える確率が特に高いのは晩秋の早朝
「立雲峡」そばに、「竹田城跡」が一望できるグランピング施設も誕生

 

“天空の城”や“日本のマチュピチュ”として知られている兵庫県朝来(あさご)市の「竹田城跡」。
雲海に浮かぶ神秘的な姿を見てみたいと、9月~11月の雲海シーズンには多くの人で賑わいます。

 

 

実際に登ってみると、雲海の上に立ち、立ち込める霧と朝陽の柔らかな光の反射に包まれる感じは言葉にできないほど神々しくて、心が震えるほどの絶景です。

 

 

そんな竹田城跡、実は登って近くで見ることはもちろん、遠くから眺めるのも格別なんです! ぜひとも両方を訪れて欲しい!
登って近くで見るための「竹田城跡の登り方」はすでにレポートされているので、今回は遠くから眺めたい方に向けて、全景が望める「立雲峡」と、竹田城跡の絶景を眺めながら泊まれる「K&Bグランピング 天空の城」をご紹介します。

 

 


▲ 朝来市提供

 

竹田城跡の全景を望める名所といえば「立雲峡」。竹田城跡から円山川を挟んだ反対側、朝来山の中腹にある展望スポットです。
上のような雲海に包まれた竹田城跡の定番写真はここから撮影されています。

 

 

立雲峡は、北近畿豊岡自動車道・和田山ICから車で約10分、標高756.5mの朝来山の中腹にあります。
駐車場(約50台分)のすぐそばに登山口があり、ここで環境整備協力金300円(高校生以上)を支払い、山道を登っていきます。

 

 

登山口から近い順に、第3展望台、第2展望台、第1展望台があります。
第3展望台までは登山口から徒歩約5分なので気軽に登れます。

 

 


▲ 第3展望台からの眺め

 

眼下には竹田城下町や但馬街道の街並みが広がっており、十分に迫力ある眺めが楽しめますよ。

 

 

第2展望台までは登山口から徒歩約10分で、ここまでは気軽に登れますが、第1展望台へは勾配のきつい山道を30~40分ほど歩くことになるので、低山登山ぐらいの心構えと装備が必要です。トイレは登山口にしかないのでご注意ください。
早朝に登る場合、灯りは一切ないので懐中電灯が必須です。

 

 

上の写真は、晩秋に、雲海を目当てに第1展望台まで登った時の様子です。
竹田城跡のある山全体が雲海に包まれる様は、まさに“天空の城”。霧がかかった登山道を夜明け前に展望台まで登り、日の出時刻と重なった瞬間は息を呑むほど素晴らしい光景でした。

 


▲ 朝来市提供

 

また、2021年には第1展望台よりも少し高い場所に、新しい展望台「立雲峡テラス 光の道天望所」も新設されました。
こちらは中央にガラス製のモニュメントも設置されていて、ここから写真を撮ると、竹田城跡に向かって光の道が通っているように見える仕掛けです。

 

 

ところで竹田城跡の歴史をご存知でしょうか。
竹田城は標高353.7mの古城山(こじょうざん)の山頂に築かれた山城。
1443年頃に室町時代の但馬守護大名である山名宗全によって築かれたことに始まり、当時、但馬と播磨の国境を守る要所だったといわれています。

 

 

戦国時代は戦の舞台となって何度も所有者が変り、1580年に羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)による但馬攻めで落城。1600年の関ヶ原の戦いをきっかけに廃城となり、現在は城跡として保存されています。

 


▲ 朝来市提供

 

麓を流れる円山川から発生する霧によって、雲海に包まれる神秘的な姿から、いつしか「天空の城」と呼ばれるようになりました。
雲海は9月下旬~11月頃の明け方から8時頃によく発生します。
雲海の竹田城跡がお目当ての場合は、朝来市ポータルサイト「勝手に雲海予報」を参考にするのがおすすめです(季節限定で稼働)。
※「勝手に雲海予報」は雲海の発生を保証するものではありません。あくまで目安です。

 

テントから竹田城跡が一望できる「K&Bグランピング天空の城」

 

 

もう一カ所、ご紹介したいのが「立雲峡」から車で3分ほど下った場所にある、「K&Bグランピング 天空の城」。
竹田城跡が一望できるロケーションに、2023年にオープンしたばかりのグランピング施設です。

 

 

入口で出迎えてくださった責任者・堀田輝樹さんの奥に、すでに竹田城跡が見えます!

 

《堀田さん談》『敷地内のほとんどの場所で竹田城跡が望めます。4つあるドーム型テントの内、2つのテントは、室内からも竹田城跡が望めるので特に人気なんです』。

 

 

 

ドーム型テントの真正面に竹田城跡。
最高のロケーションです!

 

 

《椎堀田さん談》『雲海の発生はそれほど珍しくなくて、私の感覚では秋になると3日に1回は見られる気がします。早起きして、朝食前に立雲峡の展望台まで行かれる方も多いですよ』。

 

お酒や食事を楽しみながら絶景が望めるなんてめちゃくちゃ贅沢。

 

 

 

テントの隣にはBBQグリルのある広々としたテラスが設置されていて、食材持ち込みOK。食事付きプランなら神戸牛や地元産ジビエなど地元食材をふんだんに取り入れた豪華なBBQが楽しめます。

 

 

 

食事プランは3種類あり、写真は、牛ハラミや地元産鹿肉のジビエフランクなどのグリルプレートに、アヒージョや濃厚海老風味漂う魚介スープの「ビスク」などがセットになったベーシックプラン。
朝食は、神戸牛ベーコンとスモークサーモンの2種のバーガーサンドが登場。

 

 

敷地内の林道をマウンテンバギーで走るアクティビティもスリルがあって好評だそう(1回1,000円(税込))。操作も簡単でアクセルレバーを捻ればすぐに加速するので、オフロードの中を疾走する快感が得られると思います。

 

 

 

竹田城跡は1/4~2月末まで冬期閉山期間のため登れませんが、立雲峡は冬も訪れることができるので、雪化粧した姿も望めます。
早朝の雲海に加え、竹田城跡はライトアップも評判なので、こちらに宿泊すれば朝昼晩それぞれの姿が鑑賞できるのも醍醐味の1つです!

 

竹田城跡は、実際に登ってみるのも、立雲峡から全景を眺めるのも、どちらも魅力があります。ぜひ両方とも訪れてみてください!

 

DATA:
◇ 立雲峡

兵庫県朝来市和田山町竹田
https://www.ritsuunkyo.com/

 

◇ K&Bグランピング 天空の城
兵庫県朝来市和田山町竹田 字出作大谷 2147-1
Tel:079-666-8776 
e-mail: tenku@kandb.co.jp
1室1泊1万円(税サ込)~
https://www.tenkuunoshiro.com/

 

◇ 朝来市ポータルサイトあさぶら「勝手に雲海予報」
https://www.asabura.jp/unkaiforecast

 

◇ 朝来市観光協会WEBサイト
 ※竹田城跡の観覧やアクセスの詳細は、朝来市観光協会WEBサイトでご確認ください。
https://asago-kanko.com/takedajyoseki

 

【HYOGO!ナビ WEBサイト 関連ページ】

秋は雲海シーズン!初めてでも安心。天空の城「竹田城跡」の登り方

 

【360°VR体験】竹田城跡と城下町を臨場感のあるバーチャルリアリティで!

 

自然も特産品も温泉も全部満喫できる「但馬エリア」をぐるっと旅してきました。

 

掲載日:令和6年9月25日       グルメ 

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