「廃墟の女王」とも呼ばれている旧摩耶観光ホテル（マヤカン）はじめ、六甲山系の近代化遺産をバーチャル・リアリティで体験してみよう！
兵庫県南部に位置し、標高931ｍの六甲山を中心とした東西に連なる山域、六甲山系。
神戸・大阪の市街地からも近く、自然豊かなことや温泉地を有することなどから、一大観光地として栄えてきました。
山頂部付近は比較的平坦な地形が多いため、ゴルフ場やホテル・保養所、各種観光施設が点在しています。
その歴史は古く、日本の成り立ちを綴った史書『日本書紀』にも登場するほどの由緒ある場所でした。しかし江戸時代後期には、度重なる樹木の乱雑な伐採や石材の切り出しになどにより、すっかり荒れ果てた山域になってしまいました。
明治時代以降、土地開発により緑化が進み、現在では木々が生い茂る大自然を楽しむ人々で溢れています。
諸外国とのつながりも深く、1899年（明治32年）まで外国人居留地が山系のふもと、神戸港にありました。
そのため西洋文化の影響も大きく、現在でも西洋建築の技術を取り入れた古い建築物が残されています。
今回、「旧摩耶観光ホテル」、「六甲山荘」、「再度公園・再度山永久植生保存地・神戸外国人墓地」の3ヵ所がVR化されましたので、是非体感してみてください。※現地では多言語解説付きのAR体験もできます。
◇ 旧摩耶観光ホテル（外観）【Photogrammetry（フォトグラメトリ）】
旧摩耶観光ホテルの外観を360度、さまざまな角度から見ることができます。
◇ 旧摩耶観光ホテル 館内【360度バーチャルツアー】
廃墟ファンの間ではモダニズム建築の美しさで有名で、「廃墟の女王」と呼ばれる旧摩耶観光ホテルの館内を移動しながら見ることができるバーチャルツアーです。移動したい方向にタップ（クリック）して進んでください。※非公開エリアも公開中です。
◇ 六甲山荘 山荘内【360度バーチャルツアー】
六甲山の頂近く、木々の中にひっそりと佇む木造平屋建ての山荘で、小寺敬一氏（関西学院高等商業学部教授）の夏別荘としてW.M.ヴォーリズ（明治末から昭和にかけて活躍した建築家。神戸女学院（重文）や関西学院など多数の作品が残っている）の設計により1934年に建てられました六甲山荘の山荘内を移動しながら見ることができるバーチャルツアーです。移動したい方向にタップ（クリック）して進んでください。
◇ 再度公園・再度山永久植生保存地・神戸外国人墓地【360度バーチャルツアー】
海外から移住し、神戸の街の発展に貢献してきた2900名もの方々が静かに眠りについている、再度公園内にある神戸外国人墓地を移動しながら見ることができるバーチャルツアーです。移動したい方向にタップ（クリック）して進んでください。
◇ 特設サイト：神戸・六甲山 近代化遺産VR
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掲載日：令和6年4月19日
