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酒蔵、赤提灯、名物酒場 姫路ローカルを地酒で味わう -兵庫テロワール旅-

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私がレポートします!

稿
R.Iテロワール研究員
男性
30代
兵庫県神戸市
バスケット、映画鑑賞
加古川市出身、神戸市在住です。元旅行会社勤務で旅行は県外に出ることが多かったですが、今では兵庫県内の様々な魅力に触れることを楽しみに生きています。

 


「兵庫テロワールlab.」テロワール研究員レポート
食や文化を味わい楽しみ、それらが生まれたルーツや背景を探り、受け継いできた人の想いや技術に触れる。大地の恵みを堪能する“兵庫テロワール旅”の情報を、現地で体感した「テロワール研究員」の視点でお届けします。

 

アジアNo.1大吟醸に輝いた『龍力』の蔵元で、蔵人と酒談義&利き酒体験
夜はひねぽんや姫路おでんなどご当地グルメが人気の赤提灯の店ではしご酒

 

今回紹介するのは、自他共に認める呑兵衛の私が考えた、“酒好きによる、酒好きのための、地酒を本気で味わう旅”!
旅のスタートは、「龍力」の銘柄で知られる姫路の酒造会社「本田商店」。
昨年、アジア最大級の日本酒コンクール「Oriental Sake Award」で金賞も獲得した酒蔵で、蔵元の面白い酒談義と共に利き酒を楽しみます。
日が暮れたら、姫路の商店街へ。赤提灯の店をめぐって地元民と一緒に郷土料理と地酒を味う、ちょっとディープな大人の旅プランです。

 

 

「龍力」を醸す「本田商店」があるのは、姫路市のJR網干駅前。
敷地内一角に創業100周年を迎えた2021年、気軽にテイスティングや酒の購入ができる「テロワール館」がオープン。予約なしで誰でも自由に訪れることができて、有料試飲ができるんです。

 

 

ここでの一番の醍醐味が、5代目社長や蔵人とフリートークができること。蔵の歴史や酒の説明だけでなく、酒談義ができます。突然訪ねて行っても手が空いていれば対応してくれますが、「飲み比べ体験」を予約しておくと確実。
「飲み比べ体験」は試飲(3種類)も含まれていて1人1,100円(税込)と破格です。

 

 

 

この日、出迎えてくれたのは5代目・本田龍祐さん。

 

《本田さん談》『「良い酒造りは、良い米作り」がうちの信念。酒米にとことんこだわっていて、「龍力」に使うのは、地元兵庫県産の特A地区産の山田錦のみです』。

 

山田錦は“酒米の王様”と呼ばれる兵庫自慢の米。全国に数ある酒米の中で、品質によってABCといった格付けがされているのは山田錦だけ。
そして最高品質とされる「特A地区」は、全国で兵庫県北播磨地区にしかないのだとか。
従って「龍力」のシリーズはすべて、地元播磨産の最高品質の山田錦で造られた酒。

 

 

《本田さん談》『ただ、播磨の同じ特A地区の山田錦を使っても味が違う。それが何でかなってずっと疑問で。水と気候は調べても違いがなかったので、農家さんにお願いして田んぼの真ん中を掘らせてもらったんですよ』。

 

何とも大胆な発想で特A地区のあちこちの土壌を採取。
その集大成が、カウンター奥の壁にズラーっと並んだ土壌の標本「モノリス」。田んぼの土を掘り起こして標本まで作ってしまうとは。「良い酒造りは、良い米作り」という信念への本気度がビシビシ伝わってきます。

 

 

 

さらに、土壌の違いが味わえる酒も醸造する徹底ぶり。
「龍力テロワール」の銘柄で、3つの異なる地域(社・東条・吉川)で収穫した山田錦を使い、仕込み時期・精米歩合・製造方法は全く同じように醸造。地域名を冠した、社・東条・吉川の3種類があります。

 

 

それぞれ試飲させてもらうと、確かに味わいも香りも違う。
酒米や精米度合いの異なる酒の飲み比べはよくあるけれど、土の違いによる飲み比べは初めて。酒好きには堪らない格別な体験です。

 

『ワインみたいに、日本酒も酒米や生産地で選ばれるようになって欲しい』という5代目。

 

土から始まる酒造りの話、めちゃめちゃディープで面白い。

 

 

アジア最大級の日本酒コンクール「Oriental Sake Award2023」でチャンピオンを獲得した大吟醸「龍力 米のささやきYK35荒走」ももちろん試飲。
「全国新酒鑑評会」で5年連続金賞を受賞している蔵だから、飲んでみたい銘柄が多くて、テイスティングしてみるとどれも旨いんだなぁ。どれを買って帰ろうか悩みまくり。

 

 

熟成させた日本酒の古酒や、山田錦を使ったクラフトジンの醸造といった新展開も数々あって、何度訪れても話の種が尽きません。
蔵元のこだわりや想いを知ってから飲む酒はより味わい深い、と吞兵衛は思います(笑)

 

◎姫路駅そばの飲み屋横丁の人気店
『おでんと串かつ 姫路のお店』

 

 

酒蔵を後にして、ほろ酔いで向かう先はJR姫路駅。
駅を出ると目の前に世界遺産の姫路城。

 

 

まずは、姫路駅すぐそばの路地裏にある飲み屋横丁へ。
「のれん街」という名前の横丁で、どの店も昼から営業してるから、昼呑みができます!
今回のお目当ては、アツアツの「姫路おでん」が通年で味わえる「おでんと串かつ 姫路のお店」。

 

 

ご当地グルメの「姫路おでん」は、生姜醤油で食べるのが特徴。
「おでん7点盛り」1,210円(税込)をオーダーすると、姫路城の形にカットしたこんにゃくや定番人気の大根、牛すじなどが登場。

 

 

昆布とカツオの出汁がしっかり染みたおでんに、生姜がたっぷり入った手作りの生姜醤油をかけて頂く。胃袋に染み渡る旨さで、熱燗にも冷酒にもよく合います。
兵庫の地酒をはじめ、ドリンク類も豊富。

 

 

そして、看板オネエ店長“愛ちゃん”との掛け合いもすこぶる愉快。
食べて呑んで笑って、あ~楽しい。

 

◎ひねぽん発祥の店
焼き鳥と串やき『きむら』

 

 

次に向かうのは、姫路城近くの商店街にある、焼き鳥と串やき「きむら」。
赤提灯が揺れる昭和感溢れる店構えがいい感じなんです。

 

 

女将さんが温かく迎えてくれる店内は、居酒屋探訪家・太田和彦さんをはじめ有名人の色紙や古いポスターが壁を飾り、ほっこりする雰囲気。

 

 

姫路のご当地グルメ「ひねぽん」発祥のお店でもあるそう。
こちらの「ひねぽん」500円(税別)は、“ひね鶏”を炭火でじっくり焼いてポン酢に漬け込んだもの。
“ひね鶏”とは、年老いて卵を産まなくなった雌鶏のことで、若鶏とは違い肉質が硬めなため、コリコリした嚙み応えが独特。鶏本来の濃い旨味が噛むほどに溢れてきます。

 

 

新鮮なひね鶏をサッと炙った「ひねのあぶり焼き」600円(税別)や、スパイシーで歯ごたえ抜群な「ひねのから揚げ」500円(税別)など、他にもひね鶏のメニューが豊富。
郷土料理はやっぱり地酒との相性が抜群。旨い~。

 

 

なぜ姫路でひね鶏の料理が名物になったのか、女将さんに聞いてみた。
「姫路城城主やった黒田官兵衛の“節約の精神”で、他所であまり食肉にしてなかったひね鶏を、播州ではよく食べるようになったらしいです。安かったんでしょうね」。
女将さんや地元の人との交流も、旅先はしご酒の醍醐味。
郷土料理を肴に、しっぽり飲みましょう。

 

“酒好きによる、酒好きのための、地酒を本気で味わう旅” in 姫路でした。
(好評だったら別の地域もやろうかな(笑))

 

 

DATA:
◇ 本田商店
兵庫県姫路市網干区高田361-1 
Tel:079-273-0151
【龍力テロワール館】
営業時間:9:00~17:00
日曜・祝日定休(土曜は不定休)
https://www.taturiki.com/

 

◇ おでんと串かつ 姫路のお店 
兵庫県姫路市駅前363-1 新フェスタビル のれん街 1F
TEL:079-280-4412
営業時間:11:00~23:15(LO.フード22:30、ドリンク22:45)
無休(元旦のみ休み)
https://www.instagram.com/himeji_no_omise/

 

◇ きむら
兵庫県姫路市本町68 
TEL:079-282-3881
営業時間:17:00~22:00
日曜・月曜定休

 

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掲載日:令和6年2月9日      グルメ 

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