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灘五郷 全26蔵の日本酒が楽しめる!縁日みたいな立ち呑み処「灘五郷酒所」大人気のヒミツ教えます -兵庫テロワール旅-

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私がレポートします!

稿
じゃばみテロワール研究員
女性
30代
兵庫県西宮市
検索すること・食べること・日本酒を飲むこと
シンガーソングライター・主婦ブロガーのじゃばみです。夫婦での音楽活動もしています。ブログ運営(https://jabamichan.com/ )などを通して、人生を楽しくするためのお役立ち情報を発信しています。

 


「兵庫テロワールlab.」テロワール研究員レポート
食や文化を味わい楽しみ、それらが生まれたルーツや背景を探り、受け継いできた人の想いや技術に触れる。大地の恵みを堪能する“兵庫テロワール旅”の情報を、現地で体感した「テロワール研究員」の視点でお届けします。

 

日本一の酒どころ・灘五郷に、日本酒好きにはたまらない新スポットが誕生
全26蔵の日本酒と料理のペアリングが楽しめる「灘五郷酒所」

 

日本一の酒どころ・灘五郷の一角に、日本酒ファン必見のスポットが2022年4月にオープンしました。
灘五郷にある26蔵すべてのお酒、約40種類が味わえて、料理とのペアリングも楽しめる「灘五郷酒所(なだごごうさけどころ)」です。

 

 

日本酒の「古い」「堅苦しい」というイメージに革新を起こし、若者、観光客、外国人など、新しい日本酒ファンを作り続けている話題のお店。
今回は、そんな「灘五郷酒所」の人気のヒミツと楽しみ方をレポートします。

 

 

店内に入ってまずビックリしたのは、従来の居酒屋のイメージをくつがえす、スタイリッシュな内装。
500有余年の歴史を持つ剣菱酒造の酒蔵を改装したお店だそうですが、モダンでおしゃれな雰囲気です。天井が高くて開放感があるので、立ち呑みだけどゆったりと楽しめそう!

 

 

そんな雰囲気に圧倒されていたところ、出迎えてくださったのは代表・坂野 雅さん。
これまたビックリ、ピンク色の法被姿での登場です。
さっそくお話を伺いました。

 

《坂野さん談》『コンセプトは“酒神社”なんです。入口にはしめ縄を飾り、世界最大級・全長50mのカウンターは本殿に繋がる参道をイメージしています。』

 

そう言われて店内を見渡すと、提灯風のライトと、八百万の神様が描かれたフラッグ(西宮在住の画家・松本尚さんの作品)がカウンターをはさむように奥まで続いています。

お店の一番奥には、日本酒のタンクが神様のように鎮座。

 

 

本当だ、神社の縁日みたい!お祭り好きの私は、一気にテンションが上がる。
でも、このお店のこだわりはそれだけにとどまらず。

 

《坂野さん談》『灘五郷とは、神戸市の西郷・御影郷・魚崎郷、西宮市の西宮郷・今津郷の5つの酒造地の総称ですが、神戸でも灘五郷のことを知らない人は意外と多い。灘五郷の“入口”になるのがこのお店の使命だと思っているので、店の内装など、日本酒談義の糸口になるように工夫しています。』

 

その工夫の1つが、灘五郷の酒蔵名が書かれた木札や提灯。
知らなかった酒蔵を知ることができるし、「あれがおいしかったよ」なんてコミュニケーションも生まれます。
気になる酒蔵に出かけてみようと思うきっかけにも。
「◯◯郷の次は◯◯郷を制覇しよう!」みたいな、コンプリート欲もくすぐられます。

 

 

 

さて、気になっていたピンクの法被のこともお伺いしました。

 

《坂野さん談》『弓場だんじりの法被なんです。この店は御影地区の弓場エリアにあるんですが、実は御影には11基ものだんじりがあるんですよ。「だんじり巡行」もあって、地元愛がすごく強い。
祭りはお酒と切り離せないもの。日本酒を起点に、まだ知られていない地元の文化をどんどん発信して、この店を地域のコミュニティスポットにしたいんです。』

 

 

熱く地元愛を語る坂野さんですが、灘五郷のPRを手掛けるようになったきっかけは、以前、広島の銘酒地・西条の酒蔵の人に言われたこと。
「俺らは日本酒を盛り上げようと頑張ってるのに、日本一の灘五郷がやらずにどうするんだ」と。
坂野さんの心に火がついた。

 

《坂野さん談》『僕は元々広告マンなんです。10年間、東京で暮らし、転勤で戻って来て初めて、生まれ育った東灘が魅力的な町だと気づきました。例えば、六甲山から湧き出る水や良質な酒米があって、六甲おろしの風が吹くから、日本を代表する良い酒ができる。
自然環境に恵まれ、海も山も近くて、多様な文化や歴史もあるって、魅力満載でしょ。でも確かに、発信がまだまだできていないんです。』

 

以来、灘五郷のPRを積極的に手掛けてきたことが、「灘五郷酒所」誕生につながったのだそう。

 

 

《坂野さん談》『イベントやツアーといった単発的なものではなく、灘五郷の情報発信基地が必要だという話が出たんです。
そうしたら、剣菱の社長さんが空いてる酒蔵を使っていいよと言ってくださって、とんとん拍子に話が進んで。まさか自分が飲食店を経営することになるとは思いませんでした(笑)。』

 

そして2022年4月に「灘五郷酒所」をオープン。
坂野さんが神戸を盛り上げるためにしてきた試行錯誤の結果、いろんな縁がつながって、地元愛と酒蔵へのリスペクトのあふれるお店ができたということ。
その情熱が、お店を訪れる人に感動を与え、共感を生み、人気を呼んでいると言えそうです。

 

それでは、いよいよ「灘五郷酒所」の楽しみ方のご紹介です!

 

 

営業日は金・土・日・祝で、お昼12時から営業しています。

 

到着したら、まずは入口でチケットを購入します。
チケットは、初回チケット15枚つづり3,000円と、追加の5枚つづり1,000円の2種類。※税込
チケットの有効期限は6ヵ月。現金で購入すれば、余ったチケットの払い戻しも可能です。
チケットを購入したら、スタッフさんの案内で席へ。

 

 

全26蔵、約40種類ものお酒の飲み比べができるとあって、何を飲めばいいか迷います。。。
スタッフのみなさんは日本酒好きな方ばかり。
選ぶのに困ったら気軽に質問ができます。
これなら日本酒ビギナーの方でも安心して楽しめますね。

 

料理やお酒を選び、注文が決まったら、カウンター上に置かれている注文用紙に記入。
注文用紙と購入したチケットを持って、奥にある注文カウンターへ。

 

「縁日で遊ぶような雰囲気を出したい」とのことでチケット制にされたのだそう。
その言葉通り、私自身、童心に返ってお祭りを楽しむ感覚で注文しました。
席に戻ってお酒とお料理を待つ時間も、なんだかワクワクして楽しい。

 

 

注文したお酒とお料理が運ばれてきたら、「灘五郷酒所」の一番のこだわり、お酒と料理のペアリングを楽しみます。
でも、お酒だけじゃなくペアリングがおすすめなのはなぜ?

 

《坂野さん談》『昔から灘の酒は食事と共に楽しむ、食中酒なんです。それは、灘の酒の味と香りが力強いから。
六甲山は大部分が花崗岩で、流れ出る水はミネラル分豊富な中硬水。それによって、発酵の力が強まり、灘の力強い酒ができる。
しっかりした灘の酒の味は、パンチの効いた料理にも負けないし、組み合わせによって全然違った味わいになる。色んな味変を楽しんでもらえるように、酒との相性を考え抜いた料理を揃えています。』

 

 

料理のテーマは、「地元」「旬」「相性」「発酵」だそう。

 

《坂野さん談》『酒はその土地が作るものなので、同じ風土で育った食材との相性が良いんです。この地域だからこそ生み出せるペアリングを楽しんでもらいたい。』

 

お料理があってこそ、灘のお酒のよさが引き出されるということなんですね。

 

では、私もペアリング体験!
私が今回いただいたのは、芳醇でまろやかなうまみが楽しめる剣菱の黒松、ふくよかな味わいとキレのよさを楽しめる白鹿の特選。
お料理は、朝の市場で仕入れたという脂がのった天然ぶり、地元のパン屋さんのパン粉と神戸牛を使用した「杉玉コロッケ」です。

 

 

 

まずは日本酒を、次にお料理を、そしてまた日本酒を…という感じで、教えてもらった順にいただきました。
日本酒と料理が合わさると、旨味や甘みはより強く、苦みや塩味はよりまろやかになり、じっくりと時間をかけて味わいたいおいしさです。
それなのに、お料理の脂が後を引かないキレのよさ、ほのかに残る余韻が楽しくて、どんどん食べ&飲み進めてしまう(笑)。
灘のお酒が「食中酒」と言われることに、納得です。

 

も、もう一杯お願いします〜!汗

 

 

お店の一番人気メニューは「灘五郷酒所セット(チケット15枚)」。
日替わりの肴3種類と、灘五郷(西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷)それぞれのおすすめの酒5種類がセットになっていて、お酒と料理を楽しむ順番の解説用紙付きです。

 

 

さらに、ツウな楽しみ方、冷酒・常温・ぬる燗・熱燗など温度による飲み比べもおすすめ。

 

熱燗をオーダーしたら、坂野さんが嬉しそうに“熱燗ワゴン”を押して登場!

 

 

《坂野さん談》『これ、手づくりのオリジナルワゴンなんですよ。これ押して出るだけでウケます(笑)
他にも“乾杯アワー”をやったり、DJイベントをやったり。楽しんでもらえる演出を常に考えています。
酒の場って、楽しむのが原点。
それに、飲み交わすコミュニケーションって大切なので、会話のきっかけや楽しみ方を提供するのが僕たちの役目。
日本酒談義で盛り上がったり、例え知らない同士でもここで繋がって縁が生まれたらいいなと思っています。』

 

 

お酒もお料理も最高で、スタッフさんたちの話も面白くて、いい感じにほろ酔いに。
私は普段から灘五郷のお酒を飲んでいますが、さらに大好きになったし、もっといろんなお酒を飲んでみたいなと思いました!

 

今回は営業時間前に伺ったのですが、通常は昼飲みが大好評で、満席の日も多いそうなので、WEB予約がベターです。
女性の一人飲みも多いとのことなので、また一人で飲みに来たいと思います。

 

全国各地からの観光客はもちろん、海外からの方も多く、文化や国境を越えた交流があちこちで見られるのだとか。イベントも色々開催されているそうで、年末のカウントダウンは大盛り上がりだったそうですよ。

 

 

「酒蔵とお客さんをつなぐハブ的存在になりたい」という夢を語ってくださった坂野さん。
いろんな縁をつないでくれる、まさに「縁日」なお店。
ステキな縁がたくさんつながりますように。

 

DATA:
◇ 灘五郷酒所(なだごごうさけどころ)

住所:兵庫県神戸市東灘区御影本町3-11-2
営業日:金・土・日・祝の12:00~21:00(日・祝は~20:00)
WEB予約可能
https://nadagogo.com/

 

※記事中の価格はすべて税込みです。

 

 

 

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掲載日:令和5年1月20日      グルメ 

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