小豆の赤い色は、古くから邪気を払うと信じられ、赤飯や饅頭など慶事の食卓と深く結びついてきました。『丹波の赤』と呼ばれる丹波大納言小豆は、大量生産が難しく「幻の小豆」といわれ、小豆の中でも最高級ブランドとして全国にその名を轟かせています。
あずき工房 やなぎた
「あずき工房 やなぎた」は丹波大納言小豆発祥の地で、幻の「黒さや」を使った手作りの健康ランチやおはぎ、ぜんざいなどを販売しております。
道路側には小豆発祥の地と明記された石碑が立っているのですぐに分かると思います。
「あずき工房やなぎた」で健康ランチ・大納言小豆のおはぎ&ぜんざいを楽しもう!!
料理やスイーツには、地元名産の「丹波黒さや大納言小豆」を使用するのが「やなぎた」のこだわり!その丹波黒さや小豆の特徴は、大粒で表皮が薄く、煮るとふーっと脹れ指頭大ほどになります。そして、小豆全体に美しい光沢を帯び、形が四角の要となるのが特徴的です。また、煮詰めても型くずれせず、皮が薄いので粕がのこらず、糖分が高いのが特徴です。完熟すると莢が黒くなるというのも丹波黒さや大納言小豆特有のものと言えます。
黒さや、白さやを含め丹波で採れた小豆の総称が大納言小豆と名付けられますが、この「大納言」の名前の由来は諸説あるそうです。その昔、高い冠位である大納言は殿中で抜刀しても切腹を免れたことから、煮込んでも皮が破れず腹割れしない小豆に例えたという説、
その他には、大納言が被る烏帽子(えぼし)という帽子が、大納言小豆の俵のような形と似ており、煮ても腹が割れないから大納言と名前が付いたという説があるそうです。
古民家の佇まいを活かした隠れ家風古民家レストラン。
清潔感のある座敷があり、和やかなインテリアで装飾されています。時間がゆっくりと流れるような落ち着きのある素敵な古民家の中には縁側があり、ゆっくりとお茶を飲みながらこれまた素敵な庭を眺めていると自然と心が落ち着きます。
丹波大納言小豆と旬の野菜(化学肥料、農薬を使っていない)、とっても体にやさしいランチ、あずき工房やなぎた。
今回の献立は、
・田舎の小豆ご飯(もち米と小豆、お米)
・小豆味噌の味噌汁
・すくなかかぼちゃと小豆の煮物
・大根と冬柿のなます
・青和え(枝豆を間引き菜)
・住山ごぼうのきんぴら
・丹波の黒豆、丹波栗
・進美茄子とヴィオレッタディフィレンツェ焼きもの
・天ぷら(姫路の勘兵衛レンコンとマコモダケ)
・丹波の地鶏、小豆ソース添え
・自家製のお漬物
※旬の素材を使用するので、メニューは時期により少し変わります。
おはぎとぜんざいが絶品!
添加物不使用、小豆の粒感が楽しめる粒あん仕立てで、小豆の持つ風味がしっかりと活かされた濃厚な旨味と丁度良い甘さがとっても美味しいです。餅は臼と杵を使用して全て手作業にこだわっています。
「おはぎ」とは萩の花に似ていることから "御萩(おはぎ)" と 呼ぶようになったそうです。
絶品なので是非とも味わってみてください。
小豆は古くから日本の家庭で親しまれてきた食材で、懐かしく素朴な味を気軽に安心して楽しんでいただきたいと心を込めて生産している。地元の食材にこだわり、素材本来の持つ美味しさを大切にし、命の繋がった食事を提供し続けたいと「あずき工房やなぎた」のオーナー柳田さんは仰っていました。
予約や通販は公式HPから。「丹波黒さや大納言小豆」をお取り寄せできる他、小豆味噌や羊羹なども購入できます。
ジェイムス工房
日本六古窯(こよう)の一つとして、日本遺産に認定されている伝統工芸品
日本六古窯(瀬戸、常滑、越前、信楽、丹波、備前)の一つとして名を馳せます。この丹波の地で異文化を体験しながら焼き締めを続けているジェイムスさんご夫婦に会いました。
美しい緑豊かな田園風景の中に農作業小屋を改装したギャラリーショップがあります。
イギリス出身・陶芸家のジェイムス イラズムスさんは岡山県の備前で修行した陶芸家でモダンな雰囲気を醸し出している作品が魅力的です。
どの作品も釉薬をかけず1200℃の温度で1週間ほど時間をかけてじっくりと焼き上げており、土の性質、窯の温度などによって様々な模様、薪窯だからこそ出せる美しい景色が生まれます。
「火まかせ」という方法で焼かれた表地粘土は焼き方によっては褐色、黒みを帯びた色になるそうです。表地粘土が様々に発色を呈するのもジェイムスさんの陶器の特徴で、陶器に現れるふたつと無い景色をお楽しみいただけます。
一つとして同じ色、同じ模様にはならないので、きっとあなたの感性に合う作品と出会えると思います。
焼き物初心者の私も思わずワクワク。陶器一つ一つに顔があり、興味深い作品が沢山(^^♪
陶器は使えば使うほど味わい深く変化して行くのも楽しみの一つなのではないでしょうか。
日常生活で楽しく使える作品も沢山!
「この器には和食が映えそう!」「この陶器でビールが飲みたい!」と思える作品が数多くあります。
テーブルに置くだけでインテリアにもなるのでお勧めです!
奥様の千尋さんは、兵庫県伝統工芸品で丹波に伝わる伝統織物作家で、綿から糸を紡ぎ、手織りばたで織り上げるのが特徴です。
工房の2階はギャラリーでジェイムスさんの器のほか、千尋さんの丹波布を使った小物などがならび、夫婦の芸術作品が楽しめます。
LOCASSE TAMBA
日常を忘れられる自然の中のカフェ
自然豊かな景色、雰囲気を楽しみながら、家族や友人とのんびり過ごせる場所、丹波にある「ロカッセタンバ」は、2019年「食」文化を創造し地域を活性化、交流の場を生み出すことをコンセプトに誕生しました。
『ロカッセタンバ』名物のハンバーガーは、自家製の燻製したベーコンを使用し、ひき肉ではなくハンドチョップで作ったゴリゴリのパティが自慢のハンバーガーです。肉汁滴るジューシーなパティは肉を感じるアメリカンなハンバーガーで大人気となっています!
地元丹波産の新鮮なお野菜や旬の食材をたっぷり使用した料理も楽しめます。
ハンバーガーの他、週末はワンプレートランチなども楽しめます!
野外60席、室内は約30席完備されており、天候に左右されず自然豊かな景色を眺めながらゆっくり過ごせます。
屋外のデッキテーブル席はわんこOK!ゆっくり出来て居心地の良い所です。
イートインスペース兼アウトドア用品や雑貨、服、丹波地元の商品、障碍者施設で作った作品などが販売されている倉庫もあります。
今年は終了しましたが、三尾山を背景に丹波ブルーベリー農園があり、6月~8月にかけて約30種類のブルーベリー狩りが楽しめます。もちろん食べ放題!
豊かな自然、美しい田園風景に鳥の鳴き声、木の香り、虫の声を聴き、都会の喧騒から離れ、自然の中でリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
丹波は大阪、京都、神戸から1時間ほどの距離にあり、ツーリングやドライブをしながらふらりと立ち寄ってみて下さい。
新たな発見がきっと見つかります♪
◇ あずき工房 柳田
▪住所:〒669-4272 兵庫県丹波市春日町東中1425
▪電話:0795-75-1249(電話受付:9時~17時 - 12/29~1/3を除く)
▪営業日:
御膳(Lunch)土・日・月 10時~14時
おはぎ・ぜんざい 10時~16時 (おはぎ、赤飯など店頭販売のお持ち帰りを含む、食事等は要予約)
▪定休日:不定期
▪アクセス:JR福知山線 黒井駅から、車で約12分、車の場合、舞鶴若狭自動車道 春日ICから 約5km(10分)
▪駐車場:有(無料)
◇ ジェイムス イラズムス工房 兼 ギャラリーショップ Sankara
▪住所:〒669-4253
兵庫県丹波市春日町鹿場491 ギャラリーAO
▪電話:090-6435-9625
▪営業時間:10時~16時
(個展など不在時もあるため、行かれる際には事前予約)
▪定休日:不定期
▪アクセス:JR福知山線 黒井駅から、車で約12分、車の場合、舞鶴若狭自動車道 約5km(10分)
▪駐車場:3台(無料)
▪HP:陶芸家ジェイムス イラズムス: http://www.jameserasmus.com
Sankara 丹波布: http://www.sankara-textile.com/
◇ LOCASSE TAMBA / ロカッセタンバ
▪住所:〒669-4271 兵庫県丹波市春日町柚津67-1
▪電話:0795-75-1122
▪営業日、定休日:ホームページにてご確認ください。
▪アクセス:JR福知山線 黒井駅から、車で約12分、車の場合、舞鶴若狭自動車道 春日ICから 約5km(10分)
▪駐車場:20台(無料)