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農村風景のこる丹波の地で、日本の「心」にふれ、「道」を学ぶ

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私がレポートします!

稿
Tourist Information Korean Desk
女性
20代
兵庫県
海外旅行
Tourist Information Desk(ツーリストインフォメーションデスク)は、兵庫県の魅力を皆様に発信する専門スタッフです!(o^∇^o)ノ
私は日本に来てからもう10年の韓国人。距離的にも近い韓国では日本旅行のリピーターが多く、兵庫も人気!まだまだ知られてない魅力が兵庫にはたくさんるので紹介できればと思います!

今回は、丹波市にある「桂谷寺」で座禅体験と「遊藝館(ゆうげいかん)」で弓体験をさせていただきました。

 

「桂谷寺」 心から癒される体験を。今こそ、座禅!

 

 

座禅は止観の時間とも言われており、「観」は訓読みで「みる」。目に見えているのとは違って「心をみて、感じること」、目から見える視覚情報ではなく「心を観る」ということ。

 

禅堂は広く畳が敷かれた、静かで厳かな空間、お線香の香りに気持ちが引き締まります。

座禅を組むには、座布団の上であぐらをかいて姿勢を正す「結跏趺座(けっかふざ)」という、両足を太ももに乗せる足の組み方があるのですが、これがなかなか難しく……。

しかし、足が組めないからといって座禅ができないわけではありません!

できる範囲であぐらを組む(椅子も用意されています)、姿勢を正し、肩の力を抜き、手は親指同士が付く感じで軽く丸めておへその上あたりに軽く添えます。

また、目は判明と言って、軽く瞼を落として前方1メートルくらいに視線を置きます。

 

数息観(すうそくかん)という、息を数える修行を行います。吸って吐いてを一呼吸、1と数え、100まで数えたらまた1に戻ります。

①数を間違えないこと

②雑念を交えないこと

③以上の二条件に反したら、一に戻ること

この三つの条件を守ります。シンプルですが難しいです。

 

 

よーし。私もいよいよ座禅をスタート

え? 何ぼまで数えたっけ?もう一度集中して1から息を数える……。あ!あ!難しい。

 

 

途中集中力が途切れたり、眠気が襲ってきた時、雑念を払えなかったときは、手を挙げて合図を送ると警策(きょうさく)で背中を右左3回ずつ叩き、注意を促してくれます。

「安心してください。」いきなり叩かれる事はないので大丈夫です。

 

警策(きょうさく)には、注意を促す意味と励ましの意味があるそうです。

 

 

 

実際にやってみると、雑念を取り払い、息を数えることだけに集中することは、想像以上に難しく、「足がしびれてきたな…。」と雑念が止まりません。そうしている内に数が分からなくなり、また1から……。本当に難しい!

なかなか雑念を拭えず手を挙げて警策をお願いし、警策で叩かれる度に気持ちがしゃきっとするので座禅を続けることができました。私は警策で叩かれたことが嬉しかったのですが、これって異常?(笑)

 

 

 

体験した時間は短い時間でしたが、周りが気になって集中力が続かなかったです。

普通は30分~1時間程度続けて行うそうです。

 

 

初めての座禅体験で、少しですが自分の「我」を感じることができたと思います。

無心な状態でゆっくりと呼吸をすれば、心も整い、きっと頭も心もリフレッシュできるはず。

これならできそう!と思った方は、ぜひ頭を空にして自分自身の心、その心をどのように保つべきなのかを考え、明日への活力を得てみてはどうでしょうか。

 

 

 

今回座禅の体験をさせていただいた、照月山「桂谷寺(けいこくじ)」は福禄壽という仏様が祀られた寺院で、この福禄壽は手に桃を持っている仏様で「幸福」「財産」「長寿」をつかさどる仏様と言われています。

また春は桜、4月下旬~5月上旬には九尺藤、11月上旬~下旬には紅葉と、いつ訪れても来た人を楽しませてくれるお寺です。境内から一望できるので景色も絶景なので是非訪れたときには眺めてみてください♪ 

 

 

◇桂谷寺(けいこくじ)

〒669-4124 兵庫県丹波市春日町野上野1019

電話:0795-74-0872

 

「遊藝館(ゆうげいかん)」的を射貫く爽快感!弓体験‼!

 

風情ある街並みが人気の丹波では、日本の伝統を肌で感じられる素敵な体験ができます♪

 

とりあえず的に当たれば良いと、弓を引いてみたいと言う軽い気持ちで道場に向かいました。

道場の中に足を踏み入れると、言葉では表現できない凛とした和の世界に圧倒されてしまいました。

 

 

流線形の矢、弓の曲線の美しさ、一つの弓を見ても真ん中までの上下の長さ、曲線の角度が異なりふっくらしている物、上下の丸みが違ったり、矢を射った時の気持ちの良いキャンという弦の音…。

日本の弓は世界ではあまり見かけない日本特有のものとなっています。

 

 

 

現在の弓は「人」でなく、「的」を相手にする武道・スポーツの一つです。素朴で親しみやすいので、年齢や男女の制限もありません。それぞれが自分の体力に応じた強さの弓を使い、練習を始めることができます。

 

 

 

さっそく私も足の位置、立ち方、弓の構え方、弦の引き方、矢の放し方、放した後の手の位置などのご指導を受けて、いよいよ!!

「的」は静止して動きませんが、なかなか難しい。

(姿勢を正し、​集中、集中して矢を放とう……。)

精神統一!上体を真っ直ぐ、呼吸を整え、もう一回、いやもう一回と矢を放っていると、矢を放つのが楽しくなり、あっという間に時間が過ぎていました。的に当たった瞬間の爽快感は半端なかったです♪

 

 

「的」に当たるか外れるかだけでなく、弓を射ることとして成功か失敗か、一本一本を味わいながら楽しめました。

 

弓道の弓には照準機がついておらず、自分の体感だけを頼りにするので、周囲の状況に影響されたり、ちょっとした心の動揺で射術が狂ったりすることがあります。

そのために、物事に動じない「不動心」を養い、淡々とした「平常心」で行射できるように、心の修練を重ねることが大切と言われています。

 

 

 

よく使われる表現で「手の内を明かす」という言葉がありますが、実は語源は弓道だそうです。

弓を持つ左手の使い方や手のひらにできたマメを見ると、その人の流儀や技量を推し量ることができるということから、自分の手のひらを見せる=「手の内を明かす」という表現が生まれたそうです。そのため、弓の名手は決して手のひらを見せないと言われています。

 

 

あ~、もう少しでカッコイイところ見せられたのに…

やればやるほどダメでしたぁ(笑)

追加料金を払えば、板に願い事を書き的にして「矢が当たると叶う」という体験もでき、皆さんに大好評だそうです。

 

弓の世界で、「美」は「真」の形と「善」の心が一体となった時に現われると言われています。

正しい構え、正しい動作、それに内面の人格的向上が一体となったとき、 理想的な美しい弓が表現されます。

 

 

完成された美しい形を目指して努力する姿こそ、日本の弓特有の美しさの世界なのかも知れません。

 

弓に不慣れな方でも弓に慣れ、何度も矢を放してみることで、自分の弱点を知り、どう対処すれば良いか、分かるようになります。

普段の生活と違った場所で放った弓を探すように自分探しの旅に出かけてみませんか。

「気軽に弓道を楽しめる」場所「遊藝館」で、みんなで弓を引いてみませんか。道具も貸し出してくれるので、気軽に問い合わせてみてください。

 

◇遊藝館弓道場

〒669-4124 兵庫県丹波市春日町野上野993

電話:0795-74-4890

 

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『丹波あちこち、よくばりキャンプ「キャンプリゾート森のひととき」【ぶらり丹波路】』

DATA:

◇セットプラン

・料金:1名様 11,000円(税込)

体験2つ(弓道と座禅又は書道体験)、体験後の和菓子と日本茶、食事代金(1回)、

タクシー代金(JR柏原駅からゆめの樹往復)

・催行・受付可能人数:2名~12名(12名以上での参加は要相談)

・所要時間:

桂谷寺 座禅体験又は書道体験 所要時間 約60分

※受付不可日:法要日・お盆・年末年始

遊藝館 弓道体験(射り放題) 所要時間 約70分 

  • 体験は弓道のみ10歳以上

・問い合わせ:0773-20-5200(Beans DMC Japan)

・詳細情報はこちら

http://yumenoki-nokono.jp/

TEL : 0795-74-3030(ゆめの樹)

 

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