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日本遺産『荒波を超えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~』 追加認定都市、謡曲「高砂」の由来の地 歴史と結びのまち 高砂街歩き!

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私がレポートします!

稿
Tourist Information English Desk
女性
20代
兵庫県
海外旅行
Tourist Information Desk(ツーリストインフォメーションデスク)は、兵庫県の魅力を皆様に発信する専門スタッフです!(o^∇^o)ノ
私は英語担当として、英語圏のお客様に兵庫県の観光を案内しています。外国人目線でひょうごの魅力を発信しています。

「高砂やこの浦舟に帆をあげて…」と古くからめでたい謡曲「高砂」(世阿弥作)で知られる高砂市は、兵庫県南部播磨平野の東部に位置し、東に加古川が流れ、南に瀬戸内播磨灘を臨み、古くから白砂青松の風光明媚な泊として栄えてきました。(高砂市 観光交流ビューローHPより)

 

そう、ここは能の謡曲「高砂」の舞台、兵庫県高砂市!

最寄り駅は山陽電鉄 高砂駅。駅から南へ向かって歩いてみました。

 

 

ブライダル都市 高砂。街は昭和レトロな雰囲気があふれています。

 

高砂といえば焼き穴子。

商店街でお店を営む、地元に永く愛される老舗の焼き穴子専門店『下村商店』

 

 

 

香ばしい香りが最高です!ぜひ、本物の味をお土産に。

 

 

本町商店街から西側に続く200メートルほどの銀座商店街は、レトロな雰囲気!

新鮮な野菜や地元の食材を求めるお客さんで賑わっています。

 

 

レトロな写真スポットとしても人気ということで、アートな写真が撮れるかも?

 

 

 

そして、こんな老舗のお風呂屋さんも!

 

 

梅ヶ枝湯の名前の由来は初代の長谷川梅太郎さんからきているそうで、「今は4代目です。」とご主人が朗らかな笑顔で話してくれました。

 

 

 

今も現役の煙突。薪で焚く熱めのお風呂は、今も地元の人やこれを目当てに来るお客さんに愛されているそう。ぜひ、現地へお越しくださいね。

 

他にも、街の至る所には文化財の建物があり、町並み全体が高砂地区歴史的景観形成地区に指定されています。

 

 

 

日本家屋から、洋風の建物まで、様々な建物が実際にまちづくり団体の拠点や、商工会議所として現在も使われています。

 

藍(紺)屋が集住していたことに由来した『藍屋町(あいやまち)』

 

 

加古川上流から運ばれてきた穀物を管理するためにおかれていた津留穀留番所も。

 

 

 

3棟の倉庫が連なる「三連蔵」は、約30cmもの分厚いしっくい塗り壁の中に、貴重な品々が今も保存されています。

 

 

 

北前船は、北海道と大阪の間を瀬戸内海、日本海経由で交易をしながら 行き来し各地に繁栄をもたらしました。

 

南へ進むと、工楽松右衛門旧邸宅がある『今津町』。

日本の帆布製造の始祖として知られる初代工楽松右衛門は、高砂町東宮町に生まれました。江戸時代に、海運業や港湾改修などをおこない、航海に革命的進歩をもたらした「松右衛門帆」の生みの親です。

 

 

町名は、加古川対岸の今津町からの移住者が多かったことから、この名称になったそう。

高砂ボランティアガイドの方々は、周辺の歴史などを説明してくださいます。

 

 

工楽松右衛門旧宅は、いまでもおしゃれな構造の2階建てで、江戸・明治・大正時代の広告チラシ「引き札」が見られる階段も。名栗加工の床も美しい!

 

 

 

 

工楽松右衛門旧宅前には、船着き場の遺構が残されています。

 

 

高砂市観光交流ビューロー「結びん」

 

 

「結びん」には、高砂染め柄の和雑貨や、「結びの町」高砂を象徴する千和の水引の雑貨など、高砂ならではのお土産が取り揃えられています。

 

 

 

この辺りは高砂に訪れる際には必ず立ち寄りたいスポット!

 

そこから徒歩30秒ほどのところにあるのが、夫婦和合や縁結びの神『尉(じょう)と姥(うば)」の伝説で知られる高砂神社。謡曲「高砂」発祥の地です。

 

 

ご神木は、黒松と赤松が共存して1本の松として生きている5代目「相生の松」。

 

 

謡曲「高砂」にもあるように、本当に黒松と赤松が共存して1本の松として生きています。

 

 

実際にこれを見て高砂の能舞台を見るのはとても特別な体験ですね。

この日は、日本遺産「北前船」の関西地区セミナーが高砂で初開催ということで、特別に能「高砂」が披露され、見学することができました。

10月29日(土曜日)には第二十四回高砂観月能が行われますので、ぜひご覧ください。詳細はホームページをご確認ください。(http://kangetsuno.org

 

 

その後、高砂大橋を通って、最南端の海岸の方へ。

橋から眺めると、高砂の街が一望できます。

 

 

 

加古川が海へ続く海岸沿いの遊歩道沿いを真っすぐ歩くと、高砂市の最南端へ。

 

 

白砂青松と、青い海に浮かぶ人工島が広がる高砂海浜公園に到着です。

 

 

「高砂」とは、加古川上流から流れる川とともに砂がこの下流にたどり着いて、砂が高く堆積していったことから名付けられた街。名前の由来を感じる砂浜ですね。

 

人口島「高砂島」の方へ橋を渡っていくと、

 

 

瀬戸内海を一望できる絶好のロケーションに建つのは、銀色に輝く高さ2m超の愛のモニュメント。幸せの象徴『四葉のクローバー』と金色のハートを組み合わせ、中央には金色の鐘が。

 

 

生涯のなかでの男女が夢をかたるまち『ブライダル都市高砂』宣言をさらに推進するため、様々な愛の象徴として、このモニュメントが設置されたそう。

 

 

モニュメントには、先ほどの千和の水引に願いを込めたメッセージカード『なみしずか』を結ぶことができます!

 

 

夕日も朝日も美しい高砂海浜公園。

歴史を感じ、海景色に癒される、レトロな街 高砂へぜひお越しください。

高砂の観光については こちら

https://www.takasago-tavb.com/ 

 

DATA

  • 高砂市観光交流ビューロー「結びん」

営業時間:10:00~17:00
〒676-0041 兵庫県高砂市高砂町今津町533-1
TEL:079-441-8076
FAX:079-441-8077

HP: https://www.takasago-tavb.com/

 

  • 駅前観光案内所「ちちり」

営業時間:10:00~17:00(月・木定休日)
〒676-0022 兵庫県高砂市高砂町浜田町2-2-6
TEL:079-443-7277

 

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