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聖徳太子開基のお寺で数珠玉のブレスレットづくり

  • 播磨
  • スポット

私がレポートします!

稿
中村純菜
女性
20代
兵庫県揖保郡太子町
映画鑑賞、食べ歩き
2021年から太子町の観光大使を務めています。生まれも育ちも太子町ですが、私の知らない魅力が沢山あり、その魅力を私達のような若い世代にも知ってもらえるよう発信していきたいです。

「斑鳩寺」で、聖徳太子の秘仏と対面できるガイド付き参拝
ご本尊の梵字入り数珠玉を使った、七色ブレスレットづくり体験もセット

 

昨年2021年は、日本の偉人・聖徳太子が亡くなってから、ちょうど1400年だそうです。
私が観光大使を務めている太子町は、「聖徳太子ゆかりのまち」と呼ばれています。聖徳太子が開基したお寺「斑鳩寺」など、ゆかりの場所がたくさんあるからです。町のシンボルとして太子山山上に聖徳太子像も建立されています。

 

 

そんな太子町で開催中の「聖徳太子ゆかりの史跡を巡るプラン」を紹介します。
私が参加したのは、「斑鳩寺のガイド付き参拝と七色ブレスレット作り」のプラン。
「斑鳩寺」は、聖徳太子が開基されたお寺で、地元では「お太子さん」と呼ばれて親しまれています。

 

 

「斑鳩寺」は、JR網干駅前から、神姫バス山崎行きで約10分のバス停「鵤」で下車し、徒歩7分ほど。タクシーだと網干駅から10分ぐらいです。

 

 

仁王門前で受付をして、ガイドさんと共に境内の参拝へ。

 

 

仁王門をくぐるとすぐ、合掌をしている聖徳太子二歳像があります。

 

 

 

境内で最も古いのが三重塔だそうで、1565年に再建された国の重要文化財です。
講堂には、国の重要文化財の3体の丈六仏(釈迦如来・薬師如来・如意輪観音)が安置されていて、春会式の時だけ扉が開かれるそうです。

 

 

ガイドさんに案内してもらって、お寺をじっくり参拝するのは今回が初めて。
それぞれの建造物の歴史などを聞きながら、瓦など細部の意匠にまで注目したり、意外な発見があって面白いです。何百年も前にこんな立派な建造物が造られたなんて本当にすごい。

 

 

そして今回のプランのスペシャルポイント!通常は入れない聖徳殿に入り、秘仏の「聖徳太子十六歳孝養像」と対面することができます!
場所は、八角円堂という珍しい形の「聖徳殿奥殿」。

 

 

聖徳殿は前殿、中殿、奥殿が連なっています。
まず前殿に足を踏み入れると、天井一面に草花が描かれています。「枯れない花をお供えする」ということで花が描かれているのだそうです。

 

 

さらに、住職の案内で奥へ奥へと進んでいきます。
すると一番奥に、本尊の「聖徳太子十六歳孝養像」の姿が!こちらの像の歴史的価値など全くわからない私ですが、やはり圧倒される雰囲気があって、思わず見入ってしまいます。

 

 

「聖徳太子十六歳孝養像」は、聖徳太子が自ら作ったとされています。
撮影禁止なので残念ながら写真はありませんが、16歳の聖徳太子の像のためか、ザンバラな髪型なんです。
冠をかぶっている肖像画や像の聖徳太子のイメージとは全く違っていて、ちょっとびっくり。でも教科書で見ていた聖徳太子が本当に存在していたんだなって、当たり前なんですが何か感動します。普段は見る事ができないので、とても貴重な体験だと感じました。
ガイド付きの参拝は1時間ほど。

 

 

次は、「和らぎ広場」の一室で、ブレスレットづくり体験です。

 

 

 

説明を聞いた後、まず七色ある数珠玉から好きな色の珠を選びます。
この数珠玉はすべてご住職によってお清めされたものなんですよ!
数珠玉が「七色」用意されているのは、今なお遺る聖徳太子ゆかりの「ぼうじ石(または投げ石)」が七つあるからという事に加え、日本では昔から「七色を取り入れたものを持ち歩くと良い」という習わしがあるから。
「七」が、縁起が良いとされるのには色々な説があるそうですが、幸運をもたらす「七福神」に関係していると云われています。

 

 

どの色にするかとっても悩んだのですが、七つの色それぞれに意味があるというお話を聞いて、私は今回3つの色を選びました。色のバランスが気になって、並べるのも時間がかかります。
開運厄除けになるそうなので、七色ぜんぶ使って作る人も多いそうですよ。

 

 

好きな数珠を選んだら、次は数珠玉に糸を通していきます。
糸が通せたら、「親玉」を最期に通します。
「親玉」には、斑鳩寺のご本尊の「梵字」が手彫りされています。
梵字は、仏や仏関連の言葉を表したもので、仏様の守護を願って念珠などに刻んで持ち歩くのだそうです。
斑鳩寺ご本尊である、釈迦如来像、薬師如来像、如意輪観音像という三尊それぞれの梵字があるので、梵字は3種類。好きな梵字を選べます。
これってすごくスペシャル!

 

 

所要時間30分ほどで完成です! 世界に一つだけのMyブレスレットです。
お清めされた数珠玉を使い、しかも一つ一つ手彫りされた本尊の梵字も入っていて、ものすごくご利益がありそう!
身に着けると、何だか不思議な力に守ってもらえている感じがします。
それに、自分で作ったので、すごく愛着が沸きます。

 

 

今回参加した「斑鳩寺ガイド付き参拝と七色ブレスレット作り」は、8,300円~12,600円。
参加料金に幅があるのは、選ぶ数珠玉の大きさや腕輪のサイズによって、値段が変わるためです。

 

今回のプラン他に、太子町内にある聖徳太子ゆかりの地を巡って、謎を解く体感型イベント「リアル謎解き」というプランもあります。
聖徳太子ファンの人やお寺や秘仏に興味がある人、厄年でパワーのある厄除けグッズが欲しい人、色んな人が楽しめると思います。
「聖徳太子のまち」太子町に、遊びに来ませんか。

 

 

◇ 斑鳩寺ガイド付き参拝と七色ブレスレット作り
所要時間:約1.5時間
料金:8,300円~12,600円
内容:斑鳩寺参拝(約60分)、ブレスレット作り(約30分)
https://travel.asuka-kanko.com/temple/

 

<問い合わせ・申し込み>
あすか観光
兵庫県揖保郡太子町鵤1255-3 寺本ビル3F
TEL:079-280-1977
https://travel.asuka-kanko.com/

 

◇ リアル謎解き「聖徳太子1400年の足跡を訪ねて」
所要時間:2~5時間
参加料金:1,300円
販売場所:斑鳩寺(10:00~16:00) 
※斑鳩寺での販売は2022年12月28日まで
https://travel.asuka-kanko.com/nazotoki/

 

■主な開催地:斑鳩寺
兵庫県揖保郡太子町鵤709

 

【HYOGO!ナビWEBサイト関連ページ】
太子町のスポット情報はこちら

 

※記事中の価格はすべて税込みです。

 

掲載日:令和4年5月20日

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