約40万株もの可憐なクリンソウの見ごろは5月中旬~6月中旬
甲子園球場の約4倍もの広大な湿原は、森林浴ハイキングにもおすすめ
宍粟市には、日本最大級のクリンソウ群生地「ちくさ湿原」があります。
ちくさ高原キャンプ場の向かいにある「ちくさ湿原」は約15ha、甲子園球場の4倍近くの広さがあり、そこに約40万株もの天然のクリンソウが群生しています。
初めて訪れた際は、その広さにびっくりしました。
「ちくさ湿原」は、中国自動車道・山崎ICから40kmほどの場所にあります。入場料も駐車場も無料。
※2022年度から駐車場の場所が変わり、駐車可能台数も減るので注意が必要です。
「クリンソウを守る会」という地元有志の方々が保全活動をされていて、園内には遊歩道が整備されています。
※2022年度から遊歩道の入り口が変更になります。
上級・中級・初級の散策コースも設定されています。
ぐるりと一周する約2kmの上級コースは、アップダウンも程よくあって、ちょっとしたハイキングにぴったりです。
広い園内には、クリンソウの自生地が大小7か所あり、それぞれ大黒天や毘沙門天など七福神の名前が付けられているのも面白いです。
一か所だけでなく、順に巡ることができるのもワクワク感があります。
クリンソウは、7段ほど花が咲く姿が、お寺の屋根の先端にある「九輪」に似ていることが名前の由来だそう。草丈は大きいもので90mにもなるそうです。
看板に記されたクリンソウの花言葉は「幸福を重ねる」。
可憐でとても可愛らしい花で、色も鮮やかなマゼンダカラーなので、写真映えも抜群です。
クリンソウは5~7段ほどの花が下から順に花開くのですが、3~4段目が咲くころには1段目は花が終わって種がはじけ飛ぶのだそうです。
そのため同時に花が見られるのは3段程度。
どの時期でも可愛い花が見られますが、一面花に覆われる迫力の美しさが望めるのは見頃の中盤から後半かも知れません。
そして、木々の隙間から差し込む木漏れ日に照らされる一面の花景色は、まさにため息ものの美しさです。
見ごろは5月中旬~6月中旬です。
緑深い森なので、花めぐりと同時に森林浴も楽しめるのも魅力。
湿り気を帯びた優しい空気を深呼吸していると、ココロもカラダも癒されます。
「ちくさ湿原」での森林浴ハイキングの後は、日帰り温泉「エーガイヤちくさ」に立ち寄るのがおすすめコースです。
「エーガイヤちくさ」は、「ちくさ湿原」から車で約20分、千種川沿いにあります。
男女1つずつの内湯があり、泉質はナトリウム・カルシウム―塩化物冷鉱泉。
料金が大人400円、小人(小学生)200円と手頃なのがポイントです。
館内には、和室とテーブル席がある広いレストランもあります。
ハイキングや散策での汗を流してゆっくり休憩できますよ。
DATA:
ちくさ湿原
兵庫県宍粟市千種町西河内
入場無料
開花情報:https://chikusatown.net(ちくさええとこネッと)
◎クリンソウについての問い合わせ
千種まちづくり推進委員会
TEL:0790-71-0230(月~金 9:00~15:00 ※祝日は休み)
エーガイヤちくさ
兵庫県宍粟市千種町1060-1
TEL:0790-76-8200
営業時間:12:00~20:30(最終受付20:00)
定休日:水曜・年末(12/30・12/31)
入浴料:大人400円、65歳以上200円、小学生:200円
https://e-gaiya-chikusa.com/
【HYOGO!ナビWEBサイト関連ページ】
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掲載日:令和4年5月11日
2022年05月31日 19:32 PM
見たことない景色が広がってるんですね!
車はないけどJR利用でゆっくり、ゆったりと会いに行きたい。