今しか食べられない「まぼろしのねぎ」。
軟らかくて、めちゃ甘くて、主役級の旨さ!
一年の労を“ねぎらう(労う)”ということでで、地元では贈り物にも人気。
11月23日、「岩津ねぎ」の販売が解禁になりました!
「岩津ねぎ」は、毎年11月下旬~3月下旬だけ期間限定で販売される朝来市の特産品。
生産量が少なく、冬場しか販売されないので、「幻のねぎ」とも呼ばれていて、毎年解禁になると道の駅などの販売所は大賑わいです。毎年11月23日(勤労感謝の日)が販売解禁日となっています!
▲ 道の駅但馬のまほろばの売り場
「岩津ねぎ」は、朝来市内の認定された約250軒の農家だけが生産できるブランドねぎです。肉厚なのに軟らかくて、甘くて、本当に絶品のねぎなんです。
生産量が少ないため全国的な知名度は高くありませんが、実は、群馬県の「下仁田ねぎ」、福岡県の「博多万能ねぎ」と並び、「日本三大ねぎ」の一つに評されています。
ねぎは大きく分けて、「葉ネギ(青ネギ)」「中間種」「白ネギ」の3種類あるそうですが、「岩津ねぎ」は「中間種」です。
最大の特徴は、緑色の葉先から白い根っこに至るまで、肉厚で甘くて軟らかいこと。
昼夜の温度差が大きな冬の朝来市で、深い雪や霜にさらされながら育つことが、他にはない軟らかさと甘さを生む秘訣だそうです。そして香りも良いんです。ねぎと言えば、料理のわき役のイメージですが、「岩津ねぎ」は主役級の美味しさ。
地元では、天ぷらにして食べるのが人気です。
白い根っこも葉先も軟らかいので、サクっとした食感の中は、甘くて軟らかで、メインになる美味しさです。
個人的に一番好き食べ方は、すき焼き。肉とネギだけってほど、「岩津ねぎ」を大量に投入します。甘辛い出汁を吸ったねぎは、旨味が口の中いっぱいに広がって、毎回「うまい~」と叫んでしまうほどです(笑)
本当に、一般的なねぎとは比べ物にならない美味しさなんです!
販売解禁日(11月23日)には例年、「道の駅但馬のまほろば」で『冬のまほろば祭』が行われます。
岩津ねぎの解禁を盛大に祝うイベントで、私も行ってきました。
あちこちに「岩津ねぎ」がズラーッと並び、皆さん大量に購入していきます。
一年の労を“ねぎらう(労う)”ということでで、お歳暮や年末年始の贈り物として購入される人も多いです。
15店舗の出店ブースすべて、「岩津ねぎグルメ」が販売されていて、天ぷらや焼きそばなどの定番の他、岩津ねぎのキッシュやピザなど、アレンジの効いたメニューもたくさんありました。
私が食べたのは「岩津ねぎ入りカニ汁」で400円。
カニの出汁がしっかりと効いたお味噌汁に、シャキシャキ食感の岩津ねぎがたっぷりと入っていて、寒い時期に頂くのにぴったり。
『冬のまほろば祭り』の一日限定なのが、もったいない。もう一度、食べたい美味しさだったので、来年も販売されるといいな。
「道の駅但馬のまほろば」のレストランやフードコートでは、「岩津ねぎ」の販売期間(11月23日~3月21日)限定のメニューも登場しています。
復活した人気メニュー「岩津ねぎあんかけうどん」750円と迷いましたが、私が食べたのは今年の新メニュー「岩津ねぎと八鹿豚の粕汁仕立て」1,580円。
岩津ねぎだけでなく、幻の豚と呼ばれる「八鹿豚」も入った贅沢な味噌鍋に、朝来市の歴史ある蔵元「此の友酒造」の酒粕をお好みで加えて頂きます。
八鹿豚の旨みが染み出たスープをたっぷりと吸った岩津ねぎが本当に美味しく、あっという間に完食してしまいました。ぜひ、皆さまにも食べていただきたい逸品です!
「岩津ねぎ」を使ったお土産物も色々販売されています。「岩津ねぎのラー油」や「岩津ねぎドレッシング」は定番人気。
この日私が購入したのは、新商品の「岩津ねぎ入り明石焼」です。
(「新メニュー」や「新商品」と言う言葉に惹かれがちです(笑))
卵たっぷりのふんわり食感の中に岩津ねぎの風味がしっかりと感じられる味わいで、附属の出汁に浸すと卵とねぎの風味がより一層引き立ってとても美味しかった!
「岩津ねぎ」の販売場所は、朝来市内の道の駅や直売所など。
販売場所の情報は、下記の「朝来市岩津ねぎ生産組合」のホームページに載っています。
ねぎを使った料理レシピも多数掲載されているので便利ですよ。
DATA:
◇ 道の駅 但馬のまほろば
兵庫県朝来市山東町大月92-6
TEL:079-676-5121
8:30~20:00(無休)
https://green-wind.co.jp/
◇ 朝来市岩津ねぎ生産組合
http://iwatsunegi.jp/
【HYOGO!ナビ WEBサイト 関連ページ】
◇ 但馬エリアのスポット情報はこちら
掲載日:令和3年12月10日 グルメ