平成最後の城、ついに一般公開
尼崎城は1617年に戸田氏鉄が尼崎藩に入封したのを機に築城されたお城です。当時5万石だった氏鉄が築いたものとしてはかなり大がかり。10万石相当の大名に匹敵する規模だと思います。
復活したお城の見所は、唐破風や千鳥破風などが見事に再現されていることです。ちゃんと石落としもあります!
あと小ネタとしましては、天守閣の上にあるシャチホコ。右の雌に比べて左の雄が6cm高いようですよ。
天守閣の石垣は、戦国・江戸時代のお城にも多く使われていた小豆島の石を使用しています。また場内のどこかに、築城当時の石垣が使われているんです。私を含めた市民からの「なんとか元々のお城を一部でも活かして再建してほしい」という声が実現しました。どこかにあるのか探すのも楽しいですよ!
もう一つ面白いネタが、お城横の庄下川です。ここはもともと尼崎城の外掘的存在だったので、運が良ければ川底に昔の石垣の一部が見られるかもしれません。写真のように水がきれいに透き通ったときがチャンス!ぜひ挑戦してみてください。
尼崎城から歩いてすぐのところに櫻井神社があります。
尼崎城と関わりが深い神社として知られていますが、最近は「桜井」という名前から嵐のファンが多数訪れ、若い人たちで賑わっています。この前も「横浜から来ました!」という方がいらっしゃいましたよ。
尼崎に来たら、ぜひ寄ってもらいたいところがあります。尼崎中央商店街に入って徒歩約5分のところにある枡千というかまぼこ屋さんです。ここの味は、まさに尼崎のソウルフード。
一押しはてんぷらで、店内で揚げた出来立てを食べられます。一番人気は写真の白天です。とにかくおいしいので、ぜひ食べてみてください!