国の近代化産業遺産である「探検坑道」を通して、明延鉱山の歴史や文化などを学習し、その魅力を紹介していくことで、日本の鉱山が果たしてきた役割を次代へ伝え、地域の発展に寄与することを目的としています。
明延鉱山は、奈良・東大寺の大仏鋳造の際に、産出した銅が献上されたと伝えら れる歴史の古い鉱山。明治42年に錫の鉱脈が発見されると「日本一の錫の鉱山」 として栄え、生野鉱山などとともに日本の近代化を牽引しました。錫の産出量は国内 の9割以上を誇り、坑道の総延長は新幹線東京~大阪間に匹敵する550kmにも 及びました。明延地区には最盛期、鉱山従業員やその家族など4000人が居住していま した。昭和62年に惜しまれつつ閉山しましたが、往時の名残は町の各所に残 されています。
また、2017年4月に飾磨港と生野・神子畑・明延・中瀬の鉱山群を結ぶ南北73km の道が「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道~資源大国日本の記憶をたどる 73kmの轍~」として日本遺産に認定されました。見学コース内には、採掘用の大型車両や削岩機、電気機関車などが当時と同じ姿 で展示・公開されているほか、岩肌に残る生々しい掘り痕や地下から伝わる冷気か ら、当時の様子を体感することができます。
開催日 | 毎日(要予約) ※4月第2~10月末の毎週日曜日は ご予約不要の「日曜坑道見学会」を開催 |
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アクセス | ・JR八鹿駅より全但バス約60分 ・北近畿豊岡自動車 養父ICまたは八鹿氷ノ山ICから車で40分 |
所要時間 | 約1時間 |
ガイド料 | 高校生・一般 1,200円 小中学生 600円 ※団体様20名以上割引あり |
お申込み・お問い合わせ | あけのべ自然学校 受付時間:平日8時30分~17時15分 TEL 079-668-0258 |
予約 | 3日前までに電話 |
関連サイト | http://www.akenobe-kozan.com/ |