ブランド食材の宝庫・丹波へ味わい深い秋の旅 Modelcourse
寒暖差の激しい気候と肥沃(ひよく)な土壌が広がる丹波(たんば)エリアには、丹波黒や丹波栗に代表されるブランド食材や銘酒など、お目当てにしたいご当地グルメが勢ぞろい。土地の風土や生産者の想いに触れられる体験も多彩です。中でも旬を迎える食材が多い秋は、紅葉も一緒に楽しめる旅のベストシーズン。丹波を深くじっくり味わう旅へ出かけてみませんか?
1day
丹波が誇る珠玉の黒豆に出合う
1 丹波たぶち農場
毎年10月にしか味わえない
「丹波篠山黒枝豆」の収穫体験
毎年10月上旬の解禁日から3週間ほどの期間限定で販売される「丹波篠山(たんばささやま)黒枝豆」。濃い甘みとうま味、粒の大きさは、最高峰の枝豆とも評されるほど。今や全国区で人気を誇っています。
「丹波たぶち農場」では、丹波篠山黒枝豆の収穫体験ができます。畑に入り、自分で選んだ株を刈って購入するスタイル。枝が太く粒も大きいため、一株でもかなりの重量感があってお得感大です。
実は「丹波篠山黒枝豆」は「丹波篠山黒大豆」の成熟前の段階を指すため、日を追うごとに熟して味が変化するのも特徴。シーズン始めはあっさり、さやが茶褐色になるほどコクが増すので、好みの味の頃を見計らって収穫に来る人も多いそうですよ。
2 小田垣商店
享保十九年創業の老舗豆類専門店がつくる
至福の黒豆スイーツ
享保十九年(1734年)創業の「小田垣商店」は、熟練の職人が手でより分けた、最高品質の黒大豆等を扱う老舗豆類専門店。その高い品質は、多くの有名和菓子店がほれ込むほどです。
国登録有形文化財になっている本店ショップでは、丹波黒や丹波大納言小豆など、こだわりの豆類とそれらを使用したオリジナル商品を販売。看板商品の「黒豆しぼり豆」は、もっちりやわらかな食感の甘納豆で、丹波黒のコクのある甘みが凝縮された秀逸な仕上がりです。
2021年には本店内にカフェ「小田垣豆堂」も誕生。趣ある石庭を眺めながら、丹波栗を贅沢に使った『ODAGAKIモンブラン』や、篠山牛のローストビーフなど、丹波ならではの食材を用いたスイーツやランチが頂けます。
3 篠山城大書院
美しい石垣に建つ威風堂々の木造建築
甲冑着付け体験や城下町散策も
1609年に徳川家康の命により築城された篠山城。美しい石垣が残る城跡に2000年、城の象徴ともいえる大書院が、往時の重厚な姿のままに復元されました。その壮大な木造建築は、京都・二条城の二の丸御殿に匹敵する規模。藩主の部屋などが忠実に再現されています。
旅気分をより盛り上げてくれる「甲冑の着付け体験」も実施。戦国武将たちのものを模して作られた甲冑(かっちゅう)がズラリとそろい、好きなものを選んで着付けてもらえます。甲冑姿のまま邸内を見学できるので、色んな場所で存分に記念写真が撮れますよ。
周辺にはたくさんの観光スポットがあり、観光案内所等でレンタサイクルも利用できます。アクティブな城下町散策を楽しんでみては?
2day
秋の味覚と銘酒、そして紅葉に酔いしれる
4 高源寺
丹波随一の紅葉名所
モミジのトンネルは心に響く美しさ
丹波随一の紅葉名所として名高い「高源寺」。開祖・遠谿祖雄(えんけいそゆう)禅師が中国から持ち帰ったという珍しい「天目(てんもく)カエデ」を中心に、カエデやモミジが、広い境内を色鮮やかに染め上げます。
中でも、惣門の先に続くモミジのトンネルは圧巻。重厚な山門、仏殿、方丈と次々に見どころが続き、最後は境内の一番高い場所にある多宝塔へ。紅葉に抱かれるように佇む塔の姿は、まるで絵画のような美しさです。
例年11月3日が山開きで、11月上旬~中旬の見ごろには多くの参拝客でにぎわいます。
境内には勾配のある階段が多く、落葉もあるので歩きやすい靴でお出かけを。
5 ゆめの樹
丹波の旬が心ゆくまで堪能できる
丹波食材にこだわったランチ&手作り体験
丹波の食文化の発信・交流施設として、地元生産者の方々が運営している「ゆめの樹」。
丹波杉で建てられた店内では、自家菜園の作物を中心に、地域で生産された旬の食材を使ったランチが味わえます。秋のランチは『丹波栗ご膳』のみ。かまどで炊き上げる丹波栗のご飯をメインに、揚げ物や麺もあり、丹波の栗や黒豆がたっぷり堪能できる大満足な内容。栗のシーズンが終わる11月末頃まで頂けます。
食文化のPRをテーマに、「丹波三宝」と呼ばれる、丹波栗・丹波大納言小豆・丹波黒大豆を用いたお菓子作り体験も実施。
すぐそばに藤の名所で知られる「桂谷寺(けいこくじ)」があり、坐禅や写経の体験(要予約)もできますよ。
6 西山酒造場
丹波の銘酒と丹波食材のペアリング
老舗酒造でちょっと贅沢な利き酒体験
「ここに美酒あり 名づけて小鼓といふ」。
かの有名な俳人・高浜虚子が歌に詠んだ銘酒「小鼓」を醸造する「西山酒造場」。丹波杜氏発祥の地で170年以上の歴史を持ち、主屋をはじめ3つの建築が国の登録有形文化財という老舗酒造です。
2021年にリニューアルした直売所では、試飲しながら好みのお酒が選べます。
有形文化財建築の室内で、蔵自慢のお酒と、それぞれのお酒に合わせた丹波食材のおつまみのペアリングが体験できる、贅沢な「利き酒体験」に注目を!お酒や相性の良い食材について、酒造りを行う蔵人から話が聞けるので、お酒の楽しみ方の幅がぐんと広がりますよ。
ノンアルコールプランもあるので、運転担当の人も一緒に体験できます。
丹波のグルメ&観光情報
1 丹波たぶち農場
- 所在地
- 兵庫県丹波篠山市口阪本158
- 電話番号
- 079-593-0545
- 黒豆枝豆狩り開催期間
-
例年10月上旬~10月末頃
※予約不可 - 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 期間中は無休
- 費用
- 黒枝豆 1株/600円
- 持ち物
- 長靴、汚れてもよい服、軍手
2 小田垣商店
- 所在地
- 兵庫県丹波篠山市立町19番地
- 電話番号
- 079-552-0011
- 営業時間
- 小田垣豆堂11:00〜17:00(LO16:00)、本店ショップ9:30〜17:30
- 定休日
- 小田垣豆堂は木曜(祝日の場合は翌平日)・年末年始、本店ショップは年末年始のみ
- 写真商品
- 「ODAGAKIモンブラン」1,200円
3 篠山城大書院
- 所在地
- 兵庫県丹波篠山市北新町2-3
- 電話番号
- 079-552-4500
- 営業時間
- 9:00~17:00(受付終了16:30)
- 定休日
- 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月25日~翌年1月1日)
- 篠山城大書院入館料
-
大人400円
高校・大学生200円
小・中学生100円 - 甲冑着付け体験
-
体験時間:10:00~15:00
料金:大人用1,000円、子供用(身長140cm~100cmが目安)500円
※甲冑の数に限りがあるため、体験できない場合もあり。電話にて事前予約可能
4 高源寺
- 所在地
- 丹波市青垣町桧倉514
- 電話番号
- 0795-87-5081
- 入山時間
- 8:00~16:30(10月~3月は8:00~16:30)※17:00閉門
- 拝観料
-
大人300円
小・中学生100円 - 紅葉の見ごろ
- 例年11月上旬~中旬
5 ゆめの樹
- 所在地
- 兵庫県丹波市春日町野上野1026-3
- 電話番号
- 0795-74-3030
- 営業時間
-
体験
9:00~17:00(予約営業)
食事
11:00〜14:30(L.O.14:00)
※ご飯がなくなり次第閉店 - 定休日
- 木曜(祝日の場合は営業/団体予約は営業)
- 写真CAP
-
丹波栗ご膳:1,650円
※9月中旬~11月末頃限定
「3種のおはぎ作り体験」:1,200円
※6人以上で3日前までに要予約(5名人以下の場合は1人500円UP)
桂谷寺座禅・写経体験各1人1,000円
6 西山酒造場
- 所在地
- 兵庫県丹波市市島町中竹田1171
- 電話番号
- 0795-86-0331(代表)
- 営業時間
- 直売所9:00~17:30
- 定休日
- 年始(1/1~1/3)
- 利き酒体験
-
時間:13:00~15:30
※7日前までに要予約(予約は2人以上)
料金:1人4,950円
※ノンアルコールプランは1人4,400円