みなさん、コオロギを食べたことはありますか?
コオロギと聞くと、食べるのになかなか勇気がいるかもしれない。
しかし!食べたことのある方は、この美味しさを知っているはず!!
近年、よく耳にする『SDGs』。「持続可能な世界」を目指すための目標や指針が発表されていますが、例えば「食糧難」。日本で生まれ、生活していると、スーパーに行けばたくさんの品ぞろえを目にし、本当に食料が足りなくて困る日がくるなどと実感することはそう無いはず。しかし、世界人口はもうすぐ80億人。みなさんが子供のころから何十億人増えていることでしょう。そう考えると、生きるためにコオロギを食べる日はそう遠くないのです。
そう聞いていると、コオロギは仕方なく食べるものかと思ってしまいますが、、
「コオロギをタンパク質としてだけではなく、食品としておいしさ・価値を高めていく」スタートアップ企業『BugMo』が、2021年から兵庫県で食用コオロギ養殖場の運用を開始しています!
どんなところで養殖されているのか、行ってきました!
兵庫県のほぼ中心に位置するハート型のまち『神河町』。
黄金に光るススキの大草原や、壮大な星降る高原、そこから流れる名水など、文字通り大自然あふれる、美しい山と河のまちです。
施設は、神河町の山深い土地にある旧川上小学校。
廃校になった学校施設を、そのまま食用コオロギの生産ファーム、研究開発スペースおよびオフィススペースに使用しています。
案内してくださった株式会社BugMoの製品開発ディレクター 相良昌寛 さん。
コオロギの養殖・加工方法の検討、味の数値化の基礎研究、商品開発などを幅広く担当。
学生時代の研究や前職で鍛えた腕と味覚で、常に製品を研究しています。
BugMoの社員は志を持った個性豊かな方ばかり!
さっそく校内へ入ると、学校の雰囲気がそのまま残されています!
職員室がそのままスタッフルームになっていたり、体育館も素敵!
丁度、飼育室ではコオロギの収穫が行われているところでした!
一つの箱に約600匹が養殖されているそう。加熱殺菌して粉末に加工するそう。収穫中のお二人は女性でした!
こちらは保育室!
文字通り、コオロギのベビーが育てられていました。
本当のベビールームみたいで、卵が小さくてかわいい!
一つの箱の中に1,000匹はいるんだとか!
コオロギに与える飼料は、地元のコメ農家から、籾殻を引き取って、環境の循環と安全性を確保しています。
与える飼料自体の安全性も、しっかり検査しています!!
こちらは番人気の商品の「神河こおろぎあられ」!
ウェブサイトでもすぐに品切れになる人気商品。
---------公式購入サイトより-------------
自然豊かな兵庫県神河町にて養殖した「国産こおろぎ粉」を一部使用したあられです。うま味調味料をはじめとする食品添加物を一切使用せず、こおろぎを原料として使用することであられとしての美味しさを極限まで引き上げたこだわりの製品です。こおろぎが新たな食の選択肢となるよう、日常でのちょっとした贈り物として使いやすいパッケージとして仕上げました。
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◇神河こおろぎあられ(しお) 550-(税込)
原材料が、「米、こめ油、こおろぎ粉、塩」の4種のみ。一般的な米菓のように、うま味調味料などの添加物を使用しておらず、こおろぎの旨味によって米菓としての完成度を一気に高めました。
◇神河こおろぎあられ(さとうじょうゆ) ¥550-(税込)
甘く香ばしい味付けに加え、こおろぎの香ばしさが味をより引き立てます。お子様 や昆虫食初心者の方でも気軽に食べられる一品です。
◇神河こおろぎあられ(あおさ) ¥550-(税込)
あおさの風味が合わさることによって、こおろぎが持つエビ様の風味をより一層引き立てました。こおろぎとあおさの香りで、お酒に合うおつまみとして最高の一品です。
その他、どのような食品にもマッチするクセの少ないコオロギパウダー(\500-)なども!
公式サイトhttps://bugmo.jp/
神河町では、観光施設の土産店でも購入できたり、今後どんどんコラボ商品が開発されそう!
実は、廃校になっている学校は多いものの、耐震構造上の問題がなく、自然豊かな環境にあるところは、あまりなく、神河町のこの学校が条件に合致し、養殖場にすることを決めたそう。敷地内のプールは、まだ運用方法を検討中ですが、山の湧き水がでていて、常に水が満杯です。
敷地内には、春の訪れを感じさせるフキノトウも咲いていましたよ。
BugMoは、世界の人口増や畜産需要の高まりから、土地や森林、水等多くの資源が消費されている中、環境負荷が少なく、栄養価の高いコオロギの自動養殖システムを通じて、タンパク質の地産地消・国産国消を目指しています。
大自然に触れ、自然の美しさや貴重さを感じられる兵庫県神河町!
誰もが等しく美味しく栄養のある食を作ることができ、食べられる。誰もが自分の体も、心も、人生も満たすことができる世界へ。
株式会社BugMo
〒602–8061 京都市上京区甲斐守町97西陣産業創造會舘2階
公式サイト https://bugmo.jp/
お問合せoffice@bugmo.jp