登山未経験者でも気軽に登れる標高約304mの「高御位山」
ダイナミックな眺望に加え、スリルと達成感もたっぷり味わえます!
登山やハイキングに良い季節なので、兵庫県加古川市と高砂市の境にある「高御位山(たかみくらやま)」を紹介します。
「高御位山」は、「播磨アルプス」の主峰で、標高約304mと低い山ながらダイナミックな絶景が望めると登山者に人気。初夏にはササユリ、11月は紅葉、元旦にはご来光を目当てに市外からも多くの登山者が訪れます。
初心者向けから上級者向けまでバラエティに富んだ登山ルートがあるのも特徴で、加古川市側だけで4つの登山口があります。
今回は、初心者や子供連れでもハイキング並みの軽装で登れる「成井登山口→高御位山頂→成井登山口」の登山コースをレポートします。
スタートは、兵庫県加古川市志方町成井にある「成井登山口」です。
すぐそばに無料の駐車場があり、トイレもあるので便利です。
公共交通機関でもアクセスできます。
JR宝殿駅から「かこバスミニ」で約20分。ただし、バスの本数が少ないので事前に時刻表のチェックが必須です。
「成井登山口」の入口は、「高御位神社」の石柱が目印。杖も設置されています。
こちらのルートは、山頂にある高御位神社の表参道でもあり、地元ボランティアの方々がキレイに整備してくださっています。
登山口からしばらく、竜山石を使って作られた石段や階段が続きます。
手すりもあって歩きやすいですが、なかなかしんどい!
整備された階段道の終わりあたりから分岐して、「けものみち」と呼ばれる上級者コースもあります。
所々に表示されている「〇丁」は距離の表示。一丁=約109mで、山頂までは十八丁。
「山頂まであと〇mだ!」と、心の支えにします(笑)
中腹の十丁あたりから岩肌が見えてくるので、足元に注意が必要です。
十五丁あたりで突然視界が開け、稜線から絶景の大パノラマ!
淡路島や明石海峡大橋、天気の良い日には四国まで見渡せます。
ご来光を仰ぐのに絶好の場所で、毎年元旦には多くの登山者で賑わいます。
「初日の出ランキング」で1位に選ばれたこともあるのだそう。
そして、巨岩の上、かなり際どい位置に、ベンチが設置されています。
足元は、崖。
写真では伝わりにくいと思いますが、高度感はかなりのもの。
SNS映えする写真が撮れるので、デートにも良いかも。吊り橋効果も期待できるかも知れません(笑)
ただ、柵などがないので足元に要注意です!
ちなみに、私の足先方面から、ロープを使って大岩を登ってくる登山コースもあります。
山頂の巨岩は、神様が降臨された場所!
断崖絶壁でスリル満点です。
いよいよラストスパート!
実は高御位山は、大国主尊という神様が降臨された山だという伝承が残っています。
その伝承を物語るのが、山頂にある巨大な磐座と、それを祀る「高御位神社」。
古代から山全体がご神体として崇められてきたことが伺い知れます。
神の山で、さらに神様が降臨された巨岩の付近となれば、かなりのパワーがもらえるはず!
ということで、お参りの後は神社の横にある、ご神体の一部である巨岩へ。
見晴らしの良さもスリルも満点です。私は怖くて下を向けませんでした(笑)
この岩場を横から見たのが、下の写真。断崖絶壁です。
山頂まで、今回は撮影しながらゆっくり登ったので約45分。
通常は30分ほどで登頂できます。
巨岩の山頂は視界を遮るものがなく、標高からは想像できないほどの爽快な眺めが楽しめます。
歩行時間は短いですが、スリルもしっかり味わえて、達成感も十分。登って楽しい山です。
トレーニングや筋力維持のために毎日登るという地元の人も多いです。ほとんど登山経験がなく運動不足の私は翌日、筋肉痛で大変でした(笑)
登山の後は加古川名物「かつめし」を!
市内100軒以上のお店で食べられます。
登山でお腹が減ったら、加古川名物のB級グルメ「かつめし」をぜひ!
加古川市内にはなんと、「かつめし」が食べられるお店が100軒以上あるんです。
白ご飯の上にビーフカツを乗せ、デミグラスソース系のタレをかけたものが基本形。
最近では、牛肉ではなく豚肉や魚介を使ったものなど、色んなアレンジメニューも登場しています。
加古川のソウルフードを味わってみてください。
◇ かつめしマップ
https://kako-navi.jp/katsumeshi/map.html
DATA
◇ 高御位山(成井登山口)
所在地:兵庫県加古川市志方町成井
アクセス:JR宝殿駅から「かこバスミニ」志方西ルートに乗車し、「(成井)フロッシュ前」下車すぐ
※日祝・年末年始(12/29~1/3)は運休
ルートMAP:https://kako-navi.jp/spot/19048.html
お問合せ:加古川観光協会Tel/079-424-2170
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掲載日:令和4年11月4日