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老松酒蔵の女将に学ぶ ― 語り継がれてきた粕汁と発酵の知恵を巡るバス旅

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発酵が好きで、味噌や酒粕を日々の暮らしに取り入れている。
けれど、どこかで
「もっと深く知りたい」「本物に触れてみたい」
そんな気持ちを抱いたことはありませんか。
レシピや効能だけでは、発酵の魅力は語りきれません。

発酵は、土地と時間と人の手の積み重ね。
どこで、どんな環境のもと、誰が向き合ってきたのか。
その背景に触れたとき、味わいはぐっと奥行きを持ちはじめます。

このバスツアーでは、まず『播磨風土記(はりまふうどき)』に記される、
発酵の起源の地・庭田神社を訪ねます。
ガイドの案内を聞きながら、発酵が生まれた時代へと立ち戻り、
酒や醸しが自然や祈りと結びついていた背景に触れる、貴重な体験です。

その後向かうのは、宍粟市山崎町。
周囲を山に囲まれた盆地に広がる、山崎城一万石の城下町です。
山々から湧き出る豊富な水と良質な米に恵まれ、
海抜約150mに位置するこの地は、大阪や姫路より平均気温が3〜5℃ほど低く、
冬には身も凍るような厳寒期を迎えます。
この冷え込みこそが、寒造りによる低温長期発酵を可能にし、
手仕事による酒づくりを支えてきました。

この土地で酒を醸し続けてきたのが、老松酒蔵です。
老松酒蔵と老松ダイニングでは、酒づくりの現場で日々発酵に直に触れ、
長年向き合ってきた女将から、酒粕と発酵について直接学びます。

発酵とは、微生物の働きによって食べものが変化し、
人の体にとって消化しやすく、吸収しやすい形へと整えられていく過程。
旨味が生まれるだけでなく、栄養が分解・再構成され、
腸内環境を支える微生物とも穏やかに関わっていきます。

酒粕は、米と麹と酵母が、寒さの中で時間をかけて変化した、
そうした発酵の恵みが凝縮された存在です。
老松ではこの酒粕を、「健康のための特別な食品」としてではなく、
城下町の暮らしの中で、無理なく体を整えてきた日常の食として受け継いできました。

老松ダイニングでは、酒粕や麹を使った発酵ランチを味わい、
食後にはこのバスツアー限定で、
女将直伝の粕汁レシピをデモンストレーション形式で伝授します。

理論だけではなく、実際に仕込み、味わい、続けてきた人の言葉だからこそ、
発酵と健康の関係が、生活の実感として腑に落ちる時間です。

ワークショップ後は、老松ダイニング併設のショップでお買い物。
学び、味わい、理解して持ち帰る——
宍粟という土地で育まれてきた発酵に、どっぷりと浸かる一日をお楽しみください。

開催日 2026年1月27日(火)
2026年2月14日(土)
開催場所 ①庭田神社②老松ダイニング
開催時間 9:50~17:00
アクセス 1. 神姫バスを利用する場合
姫路駅から「山崎行き」のバスを利用するのが一般的です。
乗車場所: 姫路駅(北口)4番のりば
最寄りバス停: 「公立宍粟総合病院口」
バス停から店舗までは徒歩約2分です。
予備ルート: 終点の「山崎」バスターミナル(神姫バス山崎案内所)から向かうことも可能です。
山崎バスターミナルからは徒歩約10分〜15分程度の距離にあります。
2. 車を利用する場合
中国自動車道を経由するルートが便利です。
最寄りIC: 中国自動車道 「山崎IC」
山崎ICから店舗までは車で約5分(約2km)です。
駐車場: 店舗敷地内に無料駐車場があります。
料金 13,700円
定員 24名
問い合わせ先 神姫バス株式会社
TEL 080-6865-1257
H.P https://shinkibus-tour.book.ntmg.com/top/products/8ed77875-39a8-53f5-80a7-b7f41edb6ae2?lng=ja
E-mail shinkibus@book.ntmg.com
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