風情ある出石の街をレンタル着物で街歩き

風情ある出石の街をレンタル着物で街歩き

但馬の「小京都」と呼ばれる出石(いずし)町(兵庫県豊岡市)は歴史と文化が息づく城下町。日本最古の時計台「辰鼓楼(しんころう)」や、赤い鳥居が連なる山を登って出石の街を一望できる「有子山稲荷神社」など、街を歩いていると昔の日本にタイムスリップしたような感覚になります。

 

 

そんな出石の旅でぜひ体験してほしいのが「レンタル着物体験」。プロによる着付けサービスもついているので、着崩れの心配も無用です。お気に入りの一着を見つけて、出石の街へ繰り出しませんか?

 

 

 

「出石きものレンタル お着がえ処 無」の着物体験

 

 

 

かつては「但馬ちりめん」の産地として絹織物産業が盛んだった出石町。そんな出石の織物産業の歴史を伝える「丹後ちりめん歴史館」の建物内に「出石きものレンタル お着がえ処 無」はあります。

 

 

約180着の着物のなかから好きなものをプロが着付けしてくれる施設で、着物の種類の豊富さと合わせて驚きなのが、リーズナブルな価格設定です。なんと3時間で3000円で、着物選びと着付け(合わせて約30分)、散策(約2時間半)を楽しむことができます。このお得な価格設定の背景には「歴史ある出石の街並みを残したい、着物が似合う町にしたい」という地元の人々の想いがあるのだとか、とっても素敵です。

 

ここで、着物レンタルのオーバービューを確認しましょう。流れとしては、下記の通りです。

 

  1. レンタル予約
  2. 来店して着物選び(約15分)
  3. 着付け(約15分)
  4. 出石のまちを散策(残り2時間半ほど)
  5. 返却

 

STEP1:着物と帯を選ぶ

 

 

ここからは実際に来店〜着付けが終わるまでの流れをまとめていきます。受付を済ませたら、さっそく着物を選びましょう!

 

 

「着物を選ぶ際は、季節感や帯との色合わせなど細かいことはありますが、ご自身が着て気分が上がるもの、コレを着てみたい!という気持ちが一番大切です。サイズ感や着物の種類などを確認しつつ、様々な組み合わせを楽しんでみましょう」と語るスタッフさん。

 

 

着物を着た際のサイズ感としては、くるぶしが見えないくらいの裾の長さがベスト(雨の日はコーディネートにもよりますが、くるぶしが見えるくらいがおすすめです)。女性ものの着物を中心に、男性用のものや子ども用のものまで幅広いサイズの着物が用意されているので、家族で着物を着る体験も出来ます。

 

 

着物を選んだあとは、それに合う帯を見つけましょう!帯は、裏と表にそれぞれ異なる色がはいっているものもあり、着付けの方法によっては、裏地を綺麗に見せることもできるので、裏地の色まで確認するのをおすすめします。

 

 

着物と共通しているカラーがあると良いという話もありますが、気にしすぎるのも良くないですし、帯留めで統一感を出すことも出来るので、自分がグッとくるものを選びましょう。自分らしい組み合わせを楽しんでください!

 

 

STEP2:着物を着る

 

 

着物を選んだ後は、着付けの時間です。プロの着付け師が丁寧に着せてくれるので、初めて着物を着るという人でも、着崩れすることがなく美しい着物姿に変身できます。一般的に着付けといえば、「着付け中は苦しいもの」といったイメージがありますが、こちらでは「苦しくない」「痛くない」着付けを心掛けているため、着付けのあともゆっくりと出石散策を楽しむことができますよ!

 

 

 

STEP3:小物をセレクトしてトータルコディネート

 

 

こちらには様々な髪飾り(こちらは基本的には自分でつける)や、カラフルな草履にブーツ(雨の日や寒い日におすすめ!)、着物によく合うバッグや巾着などいろいろなアイテムがそろっているため、トータルコーディネートが可能です。持ってきた荷物も預けることができるので、身軽に散策を楽しめますね。

 

 

草履は少し足がはみ出るくらいの大きさのものを選びましょう。草履だと歩きにくい、雨が降っているという場合にはブーツもおすすめ。意外な組み合わせだと思うかもしれませんが、ブーツと着物を合わせることもあります。

草履も女性用、男性用のサイズの取り揃えがあります。

 

 

街に出かけて、観光や写真撮影を楽しむ

 

着物を着たら、いよいよ出石の街に繰り出しましょう!レトロな出石の町並みは、着物姿が映えるスポットがたくさん。おすすめはこちらになります。

 

  • 辰鼓楼(しんころう)

 

 

出石のシンボルとも言える時計台。1871年に造られた日本最古の時計台で、今なお、時を刻み続けています。

 

  • 出石永楽館

 

 

1901 年に開館した近畿最古の芝居小屋。2008年に44 年の時を経て蘇り、天井には1901年に開館した際に作られたポスターが残り、レトロな雰囲気を楽しめます。廻り舞台や奈落、役者さんの控室など舞台裏も見学できるところも魅力的!

 

  • 有子山稲荷神社の朱色の鳥居&出石城跡

 

 

150段を越える階段に立ち並ぶ、有子山稲荷神社の鳥居は圧巻の一言。京都の伏見稲荷は混んでいますが、観光客がそんなに多くはないこちらではゆっくりと写真撮影を楽しめそう。

 

出石城の本丸や石垣の歴史感じられる雰囲気の中で着物を来て写真を取れば、雰囲気のある写真を撮影することができることは間違いなしです。

 

他にも、着物を着て美味しい出石そばを食べたり、資料館を覗いたりと様々な楽しみ方がある出石。ぜひ着物で散策を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

 

予約はWEBから

 

出石で着物レンタルをするのには事前予約が必須。3日前までに、予約を済ませるようにしましょう。(3日以降は、0796-52-4806へ電話して確認しましょう)。どの観光スポットも比較的空いている午前中の予約がおすすめです!

 

予約サイトはこちら↓↓

 https://www.izushi.co.jp/en/rental-kimono/

    

             

まとめ>

 

リーズナブルな価格で、着付け体験や着物での街歩きを楽しめる「出石きものレンタル お着がえ処 無」。歴史ある出石の街並みを着物姿で散策しながら、タイムスリップしたかのような時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

 

 

出石きものレンタル お着がえ処 無

住所:〒668-0214 兵庫県豊岡市出石町内町87−3(Google map

営業時間:10:00〜16:00

定休日:なし

サイト: https://www.izushi.co.jp/en/rental-kimono/