古き良き日本にタイムスリップ。洲本のレトロな路地裏散策

古き良き日本にタイムスリップ。洲本のレトロな路地裏散策

瀬戸内海にある最も大きな島、淡路島。その中央に位置する洲本は、約500年前に築城した洲本城の城下町として栄えました。温泉や海水浴場など、観光地もたくさんありますが、ここで紹介したいのは昔ながらの細い路地裏や商店街です。古い町家やレトロな風景が残っており、まるで昔の日本にタイムスリップしたかのような魅力的な街歩きができますよ!

 

江戸時代の路地が残る洲本レトロこみち

 

 

淡路島の中央に位置する洲本には、かつては洲本城を中心城下町として栄え、現在は海辺に立ち並ぶ温泉から絶景が見られる洲本温泉として知られるようになっています。

 

洲本の街には背の高い建物が少ないので、街のいたるところからこのお城を見ることができます。夜にはライトアップされるお城が山頂に光っており、まるで今もそこに街を見守る侍たちが暮らしているようです。

 

洲本の城下町は東に海があり、他の三方は山に囲まれています。街自体はそれほど大きくありません。

 

おおよそ街の北端に位置する高速バスターミナルの洲本バスセンター駅から南の洲本城の麓までは徒歩15分~20分です。車やバスを使わなくても気軽に移動できるので、ぶらぶら歩いて街の空気を楽しめます。

 

洲本の街の特徴は、今も城下町だったころの道が残っているところ。

街の中央に延びる堀端筋という通りを挟んで東側(海側)が武士の街、西側が町人の街でした。街の地図を見てみると東西南北にグリッド状に道が整備されているのがよくわかります。

 

町人の街として栄えた西側は、今もアーケードの商店街や飲食店が数多く立ち並ぶエリアで、洲本の人々の生活拠点といった雰囲気。

 

▲洲本レトロこみちにある古民家を活用したショップ

 

城下町だったころそのままの細い路地が今も生活の道として使われています。そのなかに「洲本レトロこみち」と呼ばれる一角があります。洲本城の麓から、南北へのびる約350メートルの路地には、築100年を超える元商店や民家をリノベーションしたお店が並んでいます。

 

洲本レトロこみちはこの看板が目印

 

洲本レトロこみちの周辺は、昔から人々が暮らしてきた生活感ある通りに、センスの良いユニークなお店がぽつりぽつりとあるのが面白さです。観光をしていると、まるでこの街に暮らしているような気持ちになれるんです!

 

 

▲島に一軒の映画館。昔は芝居小屋だった

 

 

 

▲freestarsの店内。古民家を活用したお店

 

ヴィンテージのコンバースと古着のお店「freestars」もそのひとつ。最初はオーナーが趣味で集め始めたというヴィンテージのコンバースは、今や300足以上。古民家をリノベーションした店内は、オーナーのセンスが光るアイテムで埋め尽くされています!

 

街歩きに疲れたら、カフェでひと息つくのもいいですよね。

 

 

 

「ペガサス」はレトロこみちから歩いて5分ほどの、静かな住宅街にあるカフェ。淡路島の限られた酪農家だけの生乳を使い限定生産された「匠淡路島牛乳」を使ったスイーツがいただけます。

 

暑い夏には「匠淡路島牛乳」のエスプーマをのせたかき氷が最高の癒し。店主の実家も酪農家で、「匠淡路島牛乳」の生産者のひとりなのだそうです。

 

「freestars」や「ペガサス」もそうですが、レトロこみちの周辺には、若い世代の人たちのお店が多くあります。わざわざ島外から移住して店を開く人もいるのだそうです。新しく街にやって来る人に、先住の人が空き家の情報や人のつながりを教え、助け合うことでお互いの商売を盛り上げていると街の人が教えてくれました。

 

レトロこみちを歩いていると、道端で世間話に花を咲かせるおばあちゃんたちや、互いに挨拶しあう近所の人々の姿に出会います。地元の方の生活に入り込んだような体験ができるのもこの街ならでは魅力かもしれません。

 

 

バーホッピングで夜の洲本をめぐる

 

 

路地裏散策は昼間だけではありません。夜は洲本のナイトエリアを散策してみましょう。

 

城下町の東西を分ける堀端筋から東に入った一角にある、弁天銀座と新開地。ここが洲本の中でもとくにバーや居酒屋が集中しているエリアです。

 

▲通りの突き当りにある「弁天さん」

 

弁天銀座の目印は通りの入口に建つ赤い鳥居! なぜナイトスポットに鳥居があるのかというと、実は弁天銀座の通りを抜けたところに由緒ある厳島神社があるから。

 

▲日中は静かな商店街ですが、夜になるとお店の看板に電気が付き独特の雰囲気になる夜の堀端筋。

 

神社の参道にナイトスポットがあるなんて、日本でもめずらしい光景だと思います。この神社は地元の人から「弁天さん」の愛称で呼ばれ親しまれており、船の積み荷の安全や航海の安全を守る、「地域の繁栄につながる商売繁盛の神様」として多くの人に親しまれてきたのだそうです。

 

 

洲本のバーや居酒屋は地元の人たちが集う交流の場です。また、淡路島ならではの新鮮な魚介類や野菜をたっぷり使った料理自慢のお店も多く、旅行者としてもぜひ訪れたい魅惑のスポット。

 

しかし、地元の常連客でにぎわうお店に観光客が入っていくのは少し勇気がいりますよね。

 

そんなとき、旅人を助けてくれるのが、バーホッピングツアーです。洲本を拠点に活動する株式会社シマトワークスでは、実際に自分たちが気に入っているおすすめの数店を旅行者と一緒に巡るツアーを開催しています。

 

 

 

ガイドの方とは英語でのコミュニケーションができるので安心ですし、はじめて食べる料理やお酒、淡路島の文化などについても色々と聞くチャンスです。

 

カウンター越しに料理人と話をしたり、華麗に魚を捌く手元を間近に見たりする時間は特別な想い出になること間違いなしです!

 

ガイドおすすめのお店は実は数件では収まりません。聞けば聞くほど魅力的なお店の情報が出てくるので、ぜひ2日、3日と滞在して洲本の住人になってみましょう。

 

バーホッピングに参加したい方は、下記連絡先まで連絡をしてください。

info@shimatoworks.jp(株式会社シマトワークス宛て メールアドレス)

 

 

スポット紹介>

freestars

住所:〒656-0025 兵庫県洲本市本町6-1-38(Google map

営業時間:11:00〜18:00(営業時間が変更になる月あり。インスタグラムにて掲載)

定休日:月曜

サイト:https://www.instagram.com/freestars.shop/

 

ペガサス pegasus

住所:〒656-0025 兵庫県洲本市本町7-1-11(Google map

営業時間:11:30〜17:00

定休日:なし

サイト:https://www.instagram.com/pegasus_awajishima/