レトロモダンでフォトジェニックな旅はいかが?

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レトロモダンでフォトジェニックな旅はいかが?

新幹線で新大阪から12分の隣駅・新神戸。1868年の神戸港開港以来、このエリアは多くの外国人が移り住み、西洋文化がいち早く取り入れられてきた。隣接する宝塚もその影響を受け、文化芸術の街と呼ばれる。そのため、兵庫県の神戸北野・三宮・宝塚、このエリアはどこを撮っても絵になり、インフルエンサーに大人気。今回はフォトグラファー選りすぐりのスポットを2日間かけて訪ねてみた。

 

 

写真を撮るなら北野異人館エリアはマスト!

 

新神戸駅から徒歩約10分の風見鶏の館。2025年春まで工事中で中には入れないが、外観を見に来る観光客が後を絶たない。

 

 

フォトジェニックな旅なら、まずは、北野異人館エリアのシンボルとして有名な「風見鶏の館(旧トーマス住宅)」を目指したい。石畳の小径を歩いて行くと坂の上にレンガ貼りの建物が見えてくる。明治42年頃にドイツ人貿易商ゴットフリート・トーマスの自邸として建てられた館の尖塔のうえに立つ風見鶏がとてもかわいい。

 

 

 

とっておきは2階にある廊下で、光が綺麗に差し込み美しい写真が撮れる。

 

 

続いては、風見鶏の館から徒歩2分ほどのところにある「ラインの館」がおすすめ。1915年にフランス生まれのJ.R.ドレウェル夫人によって建築され、壁面の下見板の美しい直線美にちなんで「ラインの館」と名づけられた。そしてこの建物、和瓦の屋根に和洋折衷を感じる人もいるそうだ。ぜひこの目で確かめてみては。

 

 

 

神戸のベイエリア旧居留地界隈もフォトジェニック

 

 

【SEASONAL LUNCH】旬の味覚をご堪能頂けるフルコース 平日6,000円、土日祝日6,800円

 

 

撮影していると時間が経つのはあっという間。ランチは、旧居留地のメインストリートにあるオリエンタルホテル神戸17階にあるメインダイニング「バイ・ザ・ハウス・オブ・パシフィック」へ。神戸の街を眺めながらコースを堪能しよう。料理に夢中になりすぎて絶景をカメラにおさめるのをお忘れなく!

 

 

神戸旧居留地には建物の前で佇むだけで絵になるスポットが点在している。

 

 

午後はホテル近くの「神戸旧居留地」を散策。神戸開港とともに、主に外国人の仕事場として整備された「神戸旧居留地」は、ヨーロッパの近代都市計画技術を基に街づくりが行われ、格子状の街路、街路樹、街灯など、今でも当時の面影を残している。大正から昭和期にかけてのレトロなビルが立ち並ぶ異国情緒あふれる街並みは、ウェディングのフォトスポットとしても人気だ。

 

 

 

今夜の温泉は自分好みで。あなたは都会派?秘境派?

 

宝塚温泉の炭酸鉱泉は、炭酸水「ウィルキンソン タンサン」のルーツ。

 

 

たくさん歩いた後は、温泉でゆっくり休みたい。

神戸から電車で40分ほど行くと宝塚温泉、そこから3駅先には武田尾温泉がある。

宝塚温泉は宝塚駅近くに位置し、夜の街にも繰り出せる。滞在にはエレガントなホテルや和モダンな旅館をセレクト。

 

 

宝塚温泉の宿泊の予約

 

         

 
 
 

 

武庫川渓谷に抱かれた緑豊かな秘湯といった趣きある温泉地。

 

 

一方、武田尾温泉は山間部にあり、自然に囲まれたロケーションの中で露天風呂に入って開放的な気分になれる。ここでは、老舗の温泉宿で自分だけの時間をゆっくり過ごしたい。

 

都会型の宝塚温泉も、まるで秘境の武田尾温泉も、どちらも泊まってみたい贅沢な温泉地である。

 

 

武田尾温泉の宿泊の予約

 

         

 
 
 

2日目はとっておきの穴場で、感性が光る一枚を撮ろう

 

参道にある「coffe stand wily」で美味しいアイスコーヒーをいただいた。

 

翌日は知る人ぞ知る名所、清荒神清澄寺に続く参道へ。阪急清荒神駅から寺まで続く参道は1.2km。長い参道には寺まで多くの商店が並び、歴史を感じる通りには新しくおしゃれなお店もある。古さと新しさを織り交ぜた風景撮影はセンスの魅せどころだ。

 

 

「荒神さん」と親しまれ「火の神様・かまど(台所)の神様」と呼ばれている。

 

参道を抜けて「清荒神清澄寺」へ。神仏習合のお寺であり、創建も平安時代ということから随所に深い歴史を感じる。

境内には自然も多く、四季折々の風景を楽しむことができる。

 

 

 

今回のランチは、「近江牛の純米粕汁鍋と十割蕎麦コース」6000円(税込)

 

オリジナルのお猪口(日本酒を楽しむための酒器)に注がれてくる。「利き酒セット」1180円(税込)

 

ランチは電車とバスを乗り継いで約1時間、西宮市にある「白鹿クラシックス」へ。ここは358年続く酒蔵直営のお店で、お酒にまつわる商品が多数ある。ランチは白鹿の酒粕の粕汁出汁を使った鍋料理が人気。鍋のあてにおすすめは、白鹿クラシックス限定の「利き酒セット」。絞り立てでしっかり辛口の原酒の日本酒や大吟醸貯蔵酒など、蔵元直営だからこその新鮮な味わいが堪能できる。

 

 

旅は、淡路島、そして四国へとつづく

 

明石海峡大橋は神戸と淡路島の間の明石海峡に架かる橋。そして淡路島を経由すると四国へ行ける。

 

旅の魅力を切り取った写真を見返しながら三宮から高速バスに乗り、明石海峡大橋を渡ると淡路島へ。シャッターを押したくなる絶景の海が目の前に広がり、フォトジェニックな旅の楽しみはまだまだ尽きることはない。

 

 

兵庫県へのアクセス

 

兵庫県には、東京、大阪、京都から新幹線(JR)でのアクセスが可能。 また飛行機で関西国際空港も便利。空港から新神戸へはリムジンバスがある。

 

関西空港交通(リムジンバス)

https://www.kate.co.jp/en/

 

今回の記事で紹介した宝塚にはJR三ノ宮、阪急電鉄神戸三宮から行くことができる。どちらの駅も新神戸の次の駅、地下鉄三宮で乗り換えとなる。

 

阪急電鉄

https://www.hankyu.co.jp/global/en/index.html

 

兵庫県の旅のあとは、新神戸からバスで四国、または新神戸から新幹線(JR)で九州への旅もおすすめ。

 

JR西日本

https://www.westjr.co.jp

 

Japan Bus Online

https://japanbusonline.com/en

 

 

風見鶏の館

〒650-0002 兵庫県神戸市中央区北野町3丁目13-3

 

ラインの館

〒650-0002 兵庫県神戸市中央区北野町2丁目10-24

Tel: 078-222-3403

 

オリエンタルホテル神戸 メインダイニング  「バイ・ザ・ハウス・オブ・パシフィック」

〒650-0034 兵庫県神戸市中央区京町25

【営業時間】・朝食:7:00~10:30(10:00 L.O.)

                 ・ランチ:11:30~16:00(14:00 L.O.)

                 ・ディナー:17:30~22:00(20:00 L.O.)

※平日(月~木曜日)17:00~22:00(20:00L.O.)

※金土日祝、祝前日

Tel: 078-326-1577(レストラン総合受付)

 

清荒神清澄寺

〒665-0837 兵庫県宝塚市米谷清シ1番地

Tel: 0797-86-6641

 

白鹿クラシックス(レストラン)

〒662-0926 兵庫県西宮市鞍掛町7-7

【営業時間】・ランチ (平日) 11:00〜15:00(L.O.14:30)/ (土日祝 11:00〜15:30(L.O.14:30)

                 ・ディナー 17:00〜22:00(L.O.21:00)

【定休日】月・火曜日

Tel: 0798-35-0001